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日本でも「魂が抜ける」「ドッペルゲンガー」「生霊」など肉体から霊魂、魂魄が抜ける現象は古くから報告されています。
これが話題になったのは1980年代にロバート・モンローの「体外への旅」が日本に紹介され、体外離脱の方法が示され、また科学的な検証が行われたことによります。
当時、ムーには何度も幽体離脱が特集され、「実用スペシャル」に体外離脱の方法が紹介されたこともありました。
最近、改めて体外離脱をWEBで検索しましたが、個人的な離脱の方法や、特定の技術について詳しく解説したサイトはあるものの、日本語Wikipediaも含め概括的な説明は見当たりませんでした。一部詳細なサイトもありますが、特定の思想を持っているようです。
英語で調べたら、というか体外離脱、out-of-body experienceのwikipediaが簡潔にまとまっていましたので翻訳してみました。以下wikiの翻訳です。この記事が英語と日本語の情報デバイドを埋める一助になれば幸いです。
体外離脱(out-of-body experience、OBE、OOBE、幽体離脱)は典型的には体外で浮かんでいる感覚を含む経験です。いくつかの事例では、自分の身体を外からもう一つの身体を持った自分が見ている感覚(自観症)です。
out-of-body experience(アウト・オブ・ボディー・エクスペリエンス、体外離脱体験)という用語は、1943年、ジョージN.M.ティレル "George N. M. Tyrrell "が著書「Apparitions(幻影、幽霊)」で使用しました。そしてシーリア・グリーンおよびロバート・モンローのような研究者によって「幽体離脱」「魂の旅」「精神の散歩」を表す用語として採用されました。
研究者ウォールドー・ビエラはこの現象を意識の投射と評しました。体外離脱(OBE)は、脳損傷、感覚遮断、瀕死経験、精神の乖離および幻覚剤、脱水症、睡眠および脳電気刺激、その他のにより引き起こされる場合があることを述べました。
体外離脱はまた、いくつかの方法により意図的に誘導することができます。
科学は現在体外離脱(OBE)を、様々な心理学・神経学的な要因だけから引き起こされる一種の幻覚と考えます。
何人かの超心理学者およびオカルト作家は、魂、精神あるいは神秘体が離れることができ、離れた場所を訪れることができるという証拠として体外離脱を取り上げています。
一般的に普通の人々のうち10人のうち1人は、体外離脱(OBE)を生涯のうちに、一度あるいは数回経験しています。しかし科学者は、まだこの現象(体外離脱)のことをほとんど知りません。

★自動的に起きる体外離脱
●睡眠中
睡眠中の体外離脱は、先行して明晰夢(意識を持った夢。夢の中でこれは夢だとわかっている状態)から発生することが報告されています。多くの場合、体外離脱の経験者は睡眠中、あるいは入眠時にこの現象が起こったことを報告しています。これらのケースの大部分は、睡眠が特に深くならない状況(病気、慣れない部屋、感情的ストレス、過労や疲労、頻繁な再覚醒)にありました。これらのケースのほとんどでは、被験者はその後自らを覚まし、そのうちの約半分は、金縛りを感じていました。
●臨死体験
自動的体外離脱が起きる、もうひとつの場合は臨死体験((NDE、ニアー・デス・エクスペリエンス、near death experience))です。
体外離脱経験者の何人かは、溺死や大手術のような深刻な身体的外傷の際に体外離脱(OBE)を経験したことを報告しています。
●極端な肉体的努力の結果
臨死体験(NDE)と同様、生命の危険を伴うような高高度の登山、マラソン、ランニングなど、肉体を極限まで酷使した際に体外離脱(OBE)を経験することがあります。登山、ランニング中に、同時に二か所に自分が存在し、肉体からの視点と、その上空から歩いたり走ったりしている自分を見ている視点があることがしばしば報告されていることからも明らかです。
★意識的に起こす体外離脱
●精神的な誘導
・明晰夢(意識を保った夢)からの移行。
・金縛り状態からの移行。
・瞑想からの移行。
●機械的な誘導
・脳波を同期させるオーディオ/ヴィジュアル装置を使用。モンロー研究所のバイノーラルビート、へミシンクなど。
・マイケル・パーシンガーによって開発された、脳を電気刺激するゴッド・ヘルメット。
・脳の前庭皮質の直接刺激。
・脳、特に登頂接合の電気刺激。
・感覚遮断。時間と空間の感覚を喪失し見当識障害を起こし、そこから体外離脱に移行する。リラクゼーションのためのフローティングタンク、ピンクノイズのヘッドフォンなどが利用されています。
・感覚に負荷をかけることによる感覚遮断。
●化学的な誘導
薬物によって引き起こされた体外離脱は、この現象が客観的であると考える人々から見ても、しばしば幻覚(純粋に主観的な出来事)であると考えられています。その薬物には解離性(意識が自分から離れたように感じること)が報告されているいくつかの麻酔薬、咳止め薬、または幻覚性のアルカロイドなどがあります。また、人体への使用を禁止されている動物用麻酔薬(しばしば幻覚剤として使用される)の影響下でも体外離脱体験は報告されています。シソ科のある植物は、使用者が身体を残したまま精神を多くの場所へすみやかに出発させることができることが知られています。これらの化学物質の使用者の多くは魂が身体から離れるように感じると主張します。
ある化学物質はそれ自体ではなく、睡眠不足を通じて体外離脱を引き起こすことが知られています。それは誰かが自分の上や後ろで話しているように感じます。しかし、薬物の影響下にある彼らには何が起こっているかわかりません。
軽度から中度のアルツハイマー病や記憶障害の治療に使用される、ある薬剤は明晰夢からの体外離脱体験の成功率を高めることのできる向精神薬です。
翻訳ここまで。
★体外離脱(幽体離脱)の方法
さて、体外離脱(幽体離脱)の方法です。器具や化学物質を使用する方法はメリット、デメリットがありますので他サイトにまかせ、ここでは精神的な誘導法をいくつか紹介します。
●浮遊法
半覚醒、金縛り、明晰夢の状態から身体が浮かび上がるのをイメージします。うまくいけば肉体を残したまま意識を体外に出すことができます。部分的に手から意識を抜いていく方法もあります。肉体の手で布団、ベッドを触っている感覚と幽体の手が自由に動く感覚の二つを感じることができればスムーズに体外離脱に移行できます。
●寝返り法(回転法)
身体を浮かすイメージは最初は難しいかも知れません。浮遊法と同じく半覚醒、金縛り、明晰夢の状態から意識だけを寝返りするようにするとうまくいく場合があります。この場合も手、特に指先の感覚が二重になると成功率が高くなります。
●振動法
ロバート・モンローの提唱した方法。上記二つと組み合わせても効果があります。ポイントは振動。振動を感覚で感じて、身体と精神を分離させる方法です。半覚醒、金縛り、明晰夢では自動的に身体の一部、あるいは全部に振動を感じる場合も多いので、その場合はその振動を増幅させていくとうまくいきます。
ゼロから振動を起こす方法は次の通り。
1.リラックスして横になる。半覚醒(半睡眠でうとうとした状態)まで意識のレベルを落とす。
2.両目の外側から二本の線が出ているとイメージをして、その線を額から30センチ離れたところで交差させ、その点の圧力を感じる。
3.圧力の点をつかんだら、その点を2m位まで上に持っていき、その点を90度上に曲げ頭より高い位置に置く。その点で振動を探し、振動を見つけたら、頭の中にまで振動を引いてくる。
4.振動が頭に入ったら、頭からつま先まで往復させる。最初はゆっくりと振動を往復させ段々と振動数を増やしなめらかにしていく。ここで精神と肉体を分離させ両方の感覚を感じることができればGood。
5.振動が高まれば自動的に体外離脱が起こることも多いですが、そこに至らなければ上記1・2の浮遊法、寝返り法を行います。
とりあえずここまで。追って加筆します。
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