2014年04月27日

北コーカサスの支石墓(カフカスドルメン・コーカサスドルメン)

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山の中腹に立つカフカスドルメン(コーカサスドルメン)

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めずらしいピラミッド型のカフカスドルメン(コーカサスドルメン)

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石垣で囲われた前庭を持った典型的なカフカスドルメン(コーカサスドルメン)

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カフカスドルメン(コーカサスドルメン)の丸穴を内側から撮影。

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森の中にひっそりと佇むカフカスドルメン(コーカサスドルメン)。日本の石の祠にも似ています。

今年、冬季オリンピックが行われたロシアの保養地、ソチの周辺には多くのドルメン、メンヒルと呼ばれる巨石遺構が存在しています。

これらの遺跡はコーカサス山脈をはじめ、アジアとの中間地点に発見されています。西コーカサス山脈の約1万2千平方kmに約3,000もの遺跡が分布しています。
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ソチ周辺のカフカスドルメン(コーカサスドルメン)、メンヒルの分布図

この遺跡群に特徴的なのは壁を90度の角度に成型して、中央に丸い穴が開いていることです。地元の人たちは小人がレース(競争)のために開けたという人もいます。なお、四角い穴の遺跡も発見されています。

これらの遺跡の古代ヨーロッパの巨石遺構と比較しても年代や建築精度で同等ですが、誰が作ったかはわかっていません。建造されたのは紀元前4,000年から2,000年の間であると推測されています。

白人が建造したと思われるが、ヨーロッパ各地の他インド、アジアの巨石と強い類似性を持っています。

現在、これらの遺跡は保護されることなく放置されているため、多くが荒廃した状態にあり、今後保護をしないと完全に失われてしまう恐れもあります。

この遺跡が一般に知られていないことは、2014年4月現在、Wikiが英語ロシア語しかないことからもわかります。

今後の続報が待たれる謎です。

【関連リンク】
Dolmens of North Caucasus - Wikipedia 英文wiki。日本語はありません。
The Case for Hobbits ホビットハウス(小人の家)と呼ばれるカフカスドルメン(コーカサスドルメン)の写真多数。

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posted by 桜 真太郎 at 20:15 | Comment(0) | 古代文明