2014年09月25日

スタジオジブリの都市伝説1 となりのトトロの怖い話


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昭和30年代、美しい里山に囲まれた田舎の村に引っ越してきた小学6年生のサツキと4歳の妹メイ。おんぼろな家の隣には大きなクスノキの森があった。2人はここで不思議ないきものトトロに出会い、胸躍る不思議な体験をすることになる…。
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スタジオジブリの名作となりのトトロです。日本テレビの金曜ロードショーで2014年までに12回放送され、10回が20%越えの視聴率を記録するという国民的アニメ映画です。

このアニメに2007年頃からある都市伝説がささやかれ始まました。それは、「サツキとメイはすでに死んでいた。」というものです。

となりのトトロのストーリーは、サツキとメイ、お父さんが田舎に引っ越して、後半メイが行方不明になって探すお話です。これにまつわる都市伝説は次のようなものがあります。

池でサンダルが見つかった以降はメイは死んでいる

池で見つかったサンダルはメイのものと同じ色
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※池で見つかったサンダル

メイが行方不明になった以降、影が消えている、薄くなっている

さつきがメイを探しているシーンのお地蔵さんにメイの文字が見える
お地蔵さんとメイが並んでいるシーンを何故入れたのか? これも死を暗示させるモチーフではないのか?

サツキとメイ二人は母の病院に行った際、何故会わなかったのか?
既に死んでいたので会えなかったのではないか?母の有名なせりふ「今、サツキとメイが笑った気がする。」もこれを裏付ける。

トトロの名前の由来。所沢のお化けだからトトロ、あるいはノルウェーのモンスター、トロールから来ているのではないか。トロールは死神、あの世に人間を連れて行くともされている。だからトトロを見ることが出来るのは死んだ人、あるいは死期が近い人だけなのではないか。

メイとサツキに見えるトトロが何故、隣に住むカンタに見えないのか?
主題歌「さんぽ」の中で「子供の時にあなたに訪れる」と言いながら、隣に住んでいる寛太にはトトロは見えない。メイは最初からトトロが見えている、しかし、メイが行方不明になった後、トトロの木に向かって「妹のところに連れて行って。」と言った時からトトロが見えるようになる。これはトロル(トトロ)にあの世に連れて行かれたから、サツキにもトトロが見えるようになったのではないか?

トトロの舞台、埼玉県のあるところ。母の入院していた「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」が実在した。
「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」は重病の患者が入院する病院で生存率が低かったため、母も亡くなっていたのではないか、という都市伝説もある。

猫バスはあの世に繋がっている乗り物
さつきはトトロに、メイのところへ連れて行って欲しいと頼んだことにより、あの世に連れて行かれた。
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エンディングクレジットの、家族が元気で過ごしている場面は、父と母が若い姿に描かれている。これはサツキとメイが元気だった過去の姿を現しているのではないか?

「この物語はサツキとメイの魂の解放なんですよ。」
トトロの制作発表の際に宮崎駿監督が言ったとされる言葉である。

狭山事件との関連性
1963年5月にある事件が起こる。姉妹の妹、当時高校生が誘拐され、姉が探す。必死になって探し回るが、数日後、小道で妹の惨殺された遺体が発見された、という事件。この事件を「狭山事件」という。

狭山事件が起こったのは5月、主人公「サツキ」は「五月」、妹「メイ」は「MAY」(英語の5月)ではないのか。



少し昔の美しい日本の自然を舞台に、不思議な生き物トトロや地元の住む人々との交流を描いた「となりのトトロ」にも不思議な都市伝説がありました。

全部ではないですが、謎解きをしてみました。

池でサンダルが見つかった以降はメイは死んでいる
池で見つかったサンダルはメイのものと同じ色
色は同じで、良く似ていますが違うものです。
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※池で見つかったサンダル

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※メイのサンダル

メイが行方不明になった以降、影が消えている、薄くなっている
となりのトトロを見ていて感じるのは映像で時間の進み方を表現している点です。午後、日が落ちていくにつれて、夕闇が濃くなり影が薄くなるのはこのためです。これは美術ボードを担当した男鹿和雄氏が 『ジブリ・ロマンアルバム となりのトトロ』で言及しています。

さつきがメイを探しているシーン地蔵にメイの文字が見える
ポーズで確認しても文字はありません。「コマ送りで確認」としている解説もありますが、背景の美術ボードは1枚なのでポーズ(一時停止)で確認できます。
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サツキとメイ二人は母の病院に行った際、何故会わなかったのか?
これは父と母の楽しそうな様子を見て母の退院も近いと思い、会うのを思いとどまったのです。家から病院までの冒険を通じて二人が少しだけ成長した証です。

トトロの名前の由来。ノルウェーのモンスター、トロールから来ているのではないか。
北欧神話、スウェーデンの伝承には確かに「トロル」「トロール」(英語・スウェーデン語:"Troll")という妖精、人型モンスターが存在します。作中でサツキが「絵本に出てくるトロールね。」という通りです。有名な「ムーミン」も「ムーミントロル」というトロールの亜種です。

各種のゲームにも登場するのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

英文wikiで説明を見ると、孤立した山、岩、洞窟に家族で住む巨人です。身体は大きく、外見は醜く頭の回転は遅い人型モンスターとされています。スカンジナビアの民間伝承にはトロールが陽を浴びたことにより岩となった地形とされるものもあります。この、トロールが光に弱いという設定は後述する映画でも使われています。

2010年にはノルウェーで「トロールハンター」という映画が製作されており、この映画が良くイメージを表しています。

最近のネット用語でいえば「パワー系池沼」キャラであり、死神ではありません。
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※映画「トロール・ハンター」のイメージ画像。

猫バスはあの世に繋がっている乗り物
猫バスの行先は、「塚森 → 長沢 → 三つ塚 → 墓道 → 大社 → 牛沼 → めい」と変わります。これはメイの通った道を表していると考えられ、墓道はサンダルが見つかった沼の手前です。猫バスに乗るサツキはサンダルを脱ぎ捨てており、猫バスはサンダル(交通手段)を暗示させるものとなっています。

さつきがメイを探しているシーンのお地蔵さんにメイの文字が見える
メイが見つかった六地蔵は人間を助ける伝説のある仏様です。死を暗示させる神仏ではありません。

トトロの舞台、埼玉県のあるところ。母の入院していた「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」が実在した。
母が入院していた病院は、八国山緑地内にある下の新山手病院と東京白十字病院がモデルになっていると言われています。これらの病院は結核の療養施設です。結核は昭和20年代には国民病と呼ばれるほどの猛威を振るいましたが、1944年にストレプトマイシンが発見されてからは急速に死亡率が下がり、この物語の頃の死亡率は低いものとなっています。

エンディングクレジットの、家族が元気で過ごしている場面は、父と母が若い姿に描かれている。これはサツキとメイが元気だったころの姿を現しているのではないか?
そもそも、トトロのアップリケが服にあることが、過去の回想で無いことを表しています。また、過去の回想であればサツキとメイは赤ちゃんのはずです。

「この物語はサツキとメイの魂の解放なんですよ。」
この事実はなく、テレビ番組の『溜池Now 第1回都市伝説サミット「アニメ編」』で島田秀一が話した内容が広まったものです。


狭山事件との関連性
狭山事件が起こったのは5月、主人公「サツキ」は「五月」、妹「メイ」は「MAY」(英語の5月)ではないのか。
サツキとメイの名前が「5月」をモチーフにしているのは確かでしょうが、狭山事件との関連性は明確ではありません。そもそも、となりのトトロは当初60分の作品で登場人物はサツキのみ、それを途中で80分に伸ばしたところで、メイが登場した、という裏話があります。

自分の備忘録的にまとめましたが、結構面白い記事になりました。

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posted by 桜 真太郎 at 20:49 | Comment(1) | 都市伝説
この記事へのコメント
この種の喪失体験が
実人生を停止させるのと引きかえに
アニメーションという空間を
造出させるものであると
言うかのように
彼の作品のオープニング
すなわち上の意味でのアニメーションが始まる、その直前、
トトロ横影が
写されるのは
まさにトトロが彼すべての作品にとって
映写機のごとき存在であると
のべているのではないかとおもう。
その意味で、トトロという作品は
その後の彼の作品が常にこれを参照して
解釈されるべきである原点の
決意のような作品だったのだろうと思う。
Posted by てのての at 2015年06月24日 23:24
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