2011年06月26日

妖怪図鑑・妖怪データベース

夏は妖怪の季節です。

ゲゲゲの鬼太郎」から始まった妖怪漫画の系譜は「うしおととら」「地獄先生ぬ〜べ〜 」を経て、現在は「ぬらりひょんの孫」に引き継がれています。

妖怪漫画はどれも面白く、私たちをわくわくさせてくれます。

主人公は人間、半妖怪、幽霊族と様々ですが、妖怪漫画の主役は何と言っても妖怪です。

日本の歴史が生み出した数々の妖怪たちは、漫画をはじめアニメ、映画の中で大活躍をしています。

妖怪は日本が世界に誇る素晴らしい文化遺産だと思います。

その文化遺産の原点を知っておくのも面白いものです。

幸いなことに現在は素晴らしいデータベースがあります。

国際日本文化研究センターが2002年から開発を進めてきた「怪異・妖怪伝承データベース」「怪異・妖怪画像データベース」です。どちらも無料で、ユーザー登録など不要で利用できます。

日本の妖怪研究の泰斗、小松和彦教授監修の妖怪データベースです。

怪異・妖怪伝承データベース」は妖怪の概要および、それが記載された元の文献の詳細が表示されます。ただし、こちらのデータベースは画像はありません。

簡単なのでまずは使ってみましょう。

検索ページ」で地域・名前などを検索すると該当する妖怪が表示されます。

または、代表的な妖怪の名前が最初から表示されていますので、それを選択することもできます。

例えば「鬼」を「全国」で検索すると107件が表示され一番上の「オニ」には473事例が含まれます。
その一番上の内容(要約)は次の通りです。

昔、鬼が毎年現れて田畑を荒らした。村人は困り、もし一夜のうちに100段の石段を作れなければ、以後、姿を現さないと鬼に約束させた。ある夜、鬼が石段をつくり、あと一つで100段というところで、一番鶏が鳴いたので、鬼は姿を隠してしまった。

最小限まで文字数を減らして概要を記載しています。出典のページ数まで表示されるので、詳細を知りたければ、図書館で当該図書を参照するか、複写サービスを利用して簡単に参照することができます。

画像検索はこちらです。
怪異・妖怪画像データベース

こちらも説明無用、まずは使ってみましょう。

検索ページ」で妖怪の名前を選ぶだけです。

「牛鬼」を検索すると、見覚えのある画像と出典が表示されます。
牛鬼
ためしに代表的な妖怪を検索してみました。
ぬらりひょん
雪女
河童
九尾狐
一ッ目坊主

面白いですね。

ただ、いわゆる古伝承の妖怪が中心なので、近年生まれた妖怪が収録されていないのが残念です。

「口裂け女」「トイレの花子さん」「てけてけさん」「小さいおじさん」など、この20〜30年の間にも日本には次々と新しい妖怪が生まれています。最近生まれた妖怪も追加されるとなお良いのですが、これは別のデータベースになるのでしょうか。

これらのデータベースは「科学研究費補助金」および「国際日本文化研究センター」の予算で構築されました。利用対象は主に研究者を想定しているので、我々一般人にはちょっと固くて使いにくいイメージがあるかな?

今後は未収録の図版の追加や、例えば創作物の妖怪(鬼太郎とか)、都市伝説の妖怪など新規のデータベース構築を期待します。

【関連リンク】
国際日本文化研究センター
妖怪データベースを運営している国際日本文化研究センターの公式サイト。博士後期課程のみの独立大学院(文化科学研究科)を有しています。
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪図鑑
水木しげるファンはこちら。コナミの鬼太郎サイトの遺跡(トップページはすでにありません)。鬼太郎を含む14体の妖怪が紹介されています。
妖怪 - Wikipedia とても充実した内容です。復習をかねてご一読を。
日本の妖怪一覧 - Wikipedia
びっくりしました。驚きの充実度。50音順の妖怪名を選ぶだけ。画像も古典から良いものが掲載されています。近年の妖怪も含まれていますが、創作物の妖怪、鬼太郎などは別ページになっています。

【関連記事】
ぬらりひょん 妖怪の総大将
百鬼夜行 ぬらりひょんの孫

【関連書籍】

図説 日本妖怪大鑑 水木しげる先生作画の295体の妖怪のイラストと解説。

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posted by 桜 真太郎 at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪・モンスター
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