「ゲゲゲの鬼太郎
妖怪漫画はどれも面白く、私たちをわくわくさせてくれます。
主人公は人間、半妖怪、幽霊族と様々ですが、妖怪漫画の主役は何と言っても妖怪です。
日本の歴史が生み出した数々の妖怪たちは、漫画をはじめアニメ、映画の中で大活躍をしています。
妖怪は日本が世界に誇る素晴らしい文化遺産だと思います。
その文化遺産の原点を知っておくのも面白いものです。
幸いなことに現在は素晴らしいデータベースがあります。
国際日本文化研究センターが2002年から開発を進めてきた「怪異・妖怪伝承データベース」「怪異・妖怪画像データベース」です。どちらも無料で、ユーザー登録など不要で利用できます。

日本の妖怪研究の泰斗、小松和彦教授監修の妖怪データベースです。
「怪異・妖怪伝承データベース」は妖怪の概要および、それが記載された元の文献の詳細が表示されます。ただし、こちらのデータベースは画像はありません。
簡単なのでまずは使ってみましょう。
「検索ページ」で地域・名前などを検索すると該当する妖怪が表示されます。
または、代表的な妖怪の名前が最初から表示されていますので、それを選択することもできます。
例えば「鬼」を「全国」で検索すると107件が表示され一番上の「オニ」には473事例が含まれます。
その一番上の内容(要約)は次の通りです。
昔、鬼が毎年現れて田畑を荒らした。村人は困り、もし一夜のうちに100段の石段を作れなければ、以後、姿を現さないと鬼に約束させた。ある夜、鬼が石段をつくり、あと一つで100段というところで、一番鶏が鳴いたので、鬼は姿を隠してしまった。
最小限まで文字数を減らして概要を記載しています。出典のページ数まで表示されるので、詳細を知りたければ、図書館で当該図書を参照するか、複写サービスを利用して簡単に参照することができます。
画像検索はこちらです。
「怪異・妖怪画像データベース」
こちらも説明無用、まずは使ってみましょう。
「検索ページ」で妖怪の名前を選ぶだけです。
「牛鬼」を検索すると、見覚えのある画像と出典が表示されます。

ためしに代表的な妖怪を検索してみました。
ぬらりひょん
雪女
河童
九尾狐
一ッ目坊主
面白いですね。
ただ、いわゆる古伝承の妖怪が中心なので、近年生まれた妖怪が収録されていないのが残念です。
「口裂け女」「トイレの花子さん」「てけてけさん」「小さいおじさん」など、この20〜30年の間にも日本には次々と新しい妖怪が生まれています。最近生まれた妖怪も追加されるとなお良いのですが、これは別のデータベースになるのでしょうか。
これらのデータベースは「科学研究費補助金」および「国際日本文化研究センター」の予算で構築されました。利用対象は主に研究者を想定しているので、我々一般人にはちょっと固くて使いにくいイメージがあるかな?
今後は未収録の図版の追加や、例えば創作物の妖怪(鬼太郎とか)、都市伝説の妖怪など新規のデータベース構築を期待します。
【関連リンク】
国際日本文化研究センター
妖怪データベースを運営している国際日本文化研究センターの公式サイト。博士後期課程のみの独立大学院(文化科学研究科)を有しています。
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪図鑑
水木しげるファンはこちら。コナミの鬼太郎サイトの遺跡(トップページはすでにありません)。鬼太郎を含む14体の妖怪が紹介されています。
妖怪 - Wikipedia とても充実した内容です。復習をかねてご一読を。
日本の妖怪一覧 - Wikipedia
びっくりしました。驚きの充実度。50音順の妖怪名を選ぶだけ。画像も古典から良いものが掲載されています。近年の妖怪も含まれていますが、創作物の妖怪、鬼太郎などは別ページになっています。
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【関連書籍】
図説 日本妖怪大鑑
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