2011年08月21日

ドイツ第三帝国の円盤型航空機 1922年-1945年


ハウニブIIIのイメージCG。

ハウニブの記事を書こうと思い、例によって英文サイトを調べ始めたら、いきなり躓きました。
★⌒Y⌒Y⌒Σo(*。ω。)o コケッ

日本語で「ハウニブ」を検索しても簡単な説明か写真くらいしかでてきません。ですので、いつものようにGoogle.com in Englishで"haunebu"(ハウニブ)を検索して、TOPのサイトから読み始めました。すると、ドイツの円盤型航空機はハウニブだけではなく、膨大な系統があることが判明しました。

私はハウニブの他にヴリル"Vril"という系統があるくらいの認識しかありませんでしたが、国家社会主義ドイツ労働者党が政権を掌握して、いわゆる「ナチス・ドイツ」が成立する以前から、ドイツでは円盤型航空機の開発が始まっていました。

簡単に主要な歴史的事実を記載します。(Wikipediaより抜粋に一部加筆)

1918年 秘密結社トゥーレ協会ヴリル協会設立
1923年 ミュンヘン一揆。ナチス党は禁止されたが、後継組織が国会議席を獲得。
1928年 ナチス党として初の国政選挙。12議席を獲得。
1930年 この年の選挙でナチス党は第2党の地位を獲得。
1932年 3月〜4月 大統領選挙にヒトラーが出馬したが次点となる。
     7月31日国会議員選挙。230議席を獲得し第一党となる。
     11月6日 国会議員選挙。34議席を失ったが、196議席を確保し第一党の地位を保持する。
1933年 1月30日 パウル・フォン・ヒンデンブルク大統領は、アドルフ・ヒトラーを首相に任命。
     4月 ドイツ航空省(RLM)発足(民間航空のみを取り扱う)。
     5月 RLMが陸軍航空部門を移管し、ドイツ空軍発足。
1934年 8月2日 ヒンデンブルク大統領が死去。
    「国家元首に関する法律」が発効し、首相職に大統領職が統合される。
     これ以降、日本語でヒトラーの地位を「総統」と呼ぶことが始まる。
1935年 ヴェルサイユ条約の破棄、ドイツ再軍備宣言。
1939年 9月1日ポーランド侵攻。イギリス・フランスがドイツに宣戦布告し第二次世界大戦勃発。
1940年 (昭和15年)9月27日 日独伊三国同盟締結。
1941年 12月8日 日本軍によるハワイ真珠湾奇襲攻撃。太平洋戦争勃発。
1945年 5月8日 デーニッツのフレンスブルク政府、連合国に降伏。ナチス・ドイツ終焉。

本格的に円盤型航空機の開発が始まるのはドイツ空軍が発足し、再軍備を宣言した1935年以降ですが、ヴリル協会は1922年から独自に円盤型航空機の開発を開始しています。

トゥーレ協会とナチスの関わりは浅いものではありません。ナチスの前身であるドイツ労働者党とドイツ社会党を設立したアントン・ドレクスラーとカール・ハラー、ミュンヘン大学講師で地政学者のカール・ハウスホーファーもトゥーレ協会の会員でした。また、ルドルフ・ヘス、アルフレート・ローゼンベルク、ディートリヒ・エッカート、ハンス・フランクなどの、後にナチ党で重要な役割を果たすことになる党員たちもトゥーレ協会に属していました。

ヴリル協会は1960年にフランスで出版されたジャック・ベルジェとルイ・ポーウェルの共著『魔術師の朝』(Le Matin des Magiciens、日本では『神秘学大全』の題で抄訳が出ている)で取り上げられたことにより広く知られることになりました。同書はルドルフ・ヘスのミュンヘン大学における教官であった地政学者カール・ハウスホーファーはヴリル協会の会員であったとして、この団体とナチスおよびトゥーレ協会とを結びつけています。

ここまでがドイツの円盤型航空機を理解するための基礎知識です。ナチスドイツの科学技術は世界より50年進んでいたと言われています。その中でも最も謎が多いのが円盤型航空機であり、この技術には常にオカルト的な要素が付きまといます。ただし、オカルティズムとは関わりのない円盤型航空機の系統も一部存在します。BMWやフォッケウルフ、メッサーシュミット、ドルニエなど航空機メーカーも円盤型航空機を開発しています。

では、ドイツの主要な円盤型航空機の概要を述べていきます。

JFM:JENSEITS FLUG MASCHINE (OTHERWORLD FLIGHT MACHINE) (1922年-1924年)


通称「JFM」。直訳すれば「異世界からの飛行装置」。ドイツ初の円盤型航空機です。1922年の夏、ヴリル協会のリーダー(チーフ)マリア・オーゼッチ(Maria Orsitsch)とジクーン(Sigrun)が、地球から64光年離れた、おうし座のアルデバラン星に住むアーリア人とチャネリングで交信し設計図を受信しました。

※マリア・オーゼッチ(Maria Orsitsch)の写真

機体の直径は8m、3枚の円盤と中央の円柱形の電源ユニットで構成されています。電源ユニットには強力な電磁石が内蔵されており、2枚の円盤が逆方向に回転しました。電磁波のフィールドが一定以上の強さになると、別の世界への「ゲートウエイ」が開きます。

この機体の唯一の目的は、64光年離れたアルデバラン星へ到達し、チャネリングを通してこの技術を伝えてくれたアーリア人に会うことでした。理論的にはブラックホールのような破壊的な重力とは異なり、時間/空間に機体が通るのに十分な穴を高周波フィールドの非破壊操作により開けることができると信じられていました。

飛行の研究とチャネリングはメッサーシュミットの施設で1924年までの2年間行われました。

ヴリル協会の機体はそもそも軍事目的に開発されていないので、軍事目的に使うことを拒んだということが、ディスカバリーの番組などでも述べられていたことと符合します。

ドイツの円盤型航空機は最初から強いオカルティズムの産物でした。

THE FREIBURG DISC (1936年)

※1935年ベルリンで撮影されたUFO。フライブルグUFOの可能性があります。

1936年、トゥーレ協会とヴリル協会はSS技術支援部のサポートを受けて、シュバルツバルト(黒い森)の近くのフライブルグ(FREIBURG)に墜落した地球外UFOの調査を行いました。リバースエンジニアリングを行い、動作原理、構造などの技術を解析するためです。

この墜落UFOの技術はマリアのチャネリングで得られた技術と大きく異なるものでした。

後にハウニブシリーズの基本となる駆動系(電磁重力系)は、この調査で得られた成果にニコラテスラの研究成果、ドイツの量子論を融合させ作られました。

ドイツはこのほかに1937年、1938年にポーランドで墜落した地球外UFOを回収しています。しかし、フライブルグUFOを含めドイツが回収した地球外UFOは、戦後も公式には発見されていません。

RFZ (Rund flug zeug) of the Thule-Vril type Series 1-7 (1937年-1942年)

トゥーレ・ヴリル型シリーズ1-7。通称「RFZ」(フォントゥフルブザイグ)。直訳すると「トゥーレ・ヴリル型円形飛行実証機、円盤型試作航空機」でしょうか。1937年ヴリル協会が、ナチスの支援を受けて、ミュンヘン工科大学のWOシューマン教授のもとで開発を開始したシリーズです。このシリーズの成功したものは別プロジェクトで開発が進められますが、シリーズ自体は1941年に開発が中止されます。

トゥーレ・ヴリル「RFZ」(フォントゥフルブザイグ)円盤型航空機シリーズ
・RFZ-1, 試作円盤型航空機 1937年
・RFZ-2, 試作円盤型航空機 "Fliegende Heisswasserflasche" (Flying Hot Water Bottle) 1937年
     「空飛ぶ湯たんぽ」 1940年に偵察飛行の実績あり。
・RFZ-3, 試作円盤型航空機 1937年
・RFZ-4, 試作円盤型航空機 1938年
・RFZ-5, 円盤型航空機, 開発名再指定 ハウニブ I (Haunebu I), 1939年 (2機製造)
・RFZ-6, 試作円盤型航空機 1940年
・RFZ-7, 円盤型航空機, 開発名再指定 ヴリル1 (Vril 1 ハンター"Jager"), 1941年(17機製造)

成功したタイプからは「試作」が外れ、開発名が再指定されたうえ複数機製造されています。

写真はRFZ-2を掲載しましたが、いかにも当時のドイツの工業デザインです。このデザインを見て、すぐに思い浮かんだのが同時期に開発されたI号戦車とII号戦車です。参考に画像を掲載します。デザインの共通点が見て取れると思います。

左:I号戦車                  右:II号戦車

このシリーズの詳細は量が多いので別ページにまとめます。

HAUNEBU (1939年-1945年)

軍用トラックと一緒に撮影されたハウニブ II, (ドルニエ共同開発機, Do-Strata)

最も有名なドイツの円盤型航空機ハウニブ"HAUNEBU "。ここで書ききれるわけもありませんので、別ページで画像、詳細なスペックを含めきちんとまとめます。ここでは概要のみ記載します。

戦時体制で化石燃料に乏しいドイツは、代替エネルギーの研究を進めていました。先に述べてきたように、JFM、フライブルグ・ディスク、RFZの研究成果によりEMGエンジン[E:Electro(電気的な), M:Magnetic(磁気的な), G:Gravitic(重力の)]すなわち、「電磁重力系エンジン」の技術を手に入れます。

成功を収めた試作円盤型航空機、RFZ-5をハウニブ I "HAUNEBU I "の開発名を指定し、開発を進めました。

各モデルの概要は以下の通りです。

トゥーレ協会, SS 軍事技術系統 E-IV ハウニブ "Haunebu"

ハウニブ I  円盤型航空機, 1939年, 2機製造
ハウニブ II 円盤型航空機,1942年, 5機製造
ハウニブ II  ドルニエ共同開発円盤型航空機 Do-Stra = DOrnier STRatospharen Flugzeug
     (ドルニエ成層圏航空機), 1944年, 2機製造
ハウニブ III 円盤型航空機, 1945年, 1機製造
ハウニブ IV 円盤型航空機 (計画のみ)
※全機トゥーレEMGエンジン搭載


ハウニブIIIと、ホルテンの無尾翼ステルスジェット戦闘機Ho-229のイメージCG。

The Vril Discs Series 1-11 (1941年-1945年)

ヴリル7の写真

ヴリル協会はヴラツバキーの「神智学協会」の強い影響を受けて結成された、オカルト秘密結社です。「ヴリル」とはインドの「プラーナ」、中国の「気」に相当する宇宙、生命を動かすエネルギーのことです。

先のJFMでも書きましたが、2名の女性、ヴリル協会のリーダー(チーフ)マリア・オーゼッチ(Maria Orsitsch)とジクーン(Sigrun)が、地球から64光年離れた、おうし座のアルデバラン星に住むアーリア人とチャネリングで交信し技術情報を入手しています。女性優位のオカルト結社であり、機体も64光年離れたアルデバラン星に行くことが唯一最大の目的でした。


1941年にヒトラーにより秘密結社が禁止されると、SS技術支援系統E-IVとして代替エネルギーを開発する、という名目でトゥーレ協会とヴリル協会は研究を続けます。

ここも面白いですね。アルデバランに行くことだけが目的、しかし技術を持っているオカルト秘密結社ヴリルと、実際に資金・研究環境を提供する親衛隊SSの間でどのような駆け引きがなされたのでしょうか。

この項目もここでは書ききれませんので、別にまとめます。

ヴリルシリーズでは、いわゆる「葉巻型UFO」と言われるUFOの母船もこの系統で開発されています。ハウニブとヴリルの搭載を予定していました。

ヴリル"Vril", SS軍事技術系統 E-IV/E-V

ヴリル1 "Jager" (Hunter) 円盤型航空機, 1941年, 17機製造
ヴリル2 "Zerstorer" (Destroyer) 円盤型航空機(計画のみ)
ヴリル3 円盤型試作航空機
ヴリル4 円盤型試作航空機
ヴリル5 円盤型試作航空機
ヴリル6 円盤型試作航空機, 2機製造
ヴリル7 "Geist" (Spirit:魂) 円盤型航空機, 1944年, 数機製造
ヴリル8 "Odin" (God Wotan:オーディン) 円盤型試作航空機, 1945 年
ヴリル9 "Abjager" (Universal Hunter:占領下のドイツのハンター) 円盤型試作航空機, 1945年
ヴリル10 "Fledermaus" (Bat:こうもり) 円盤型航空機
ヴリル11 "Teufel" (Devil:悪魔) 円盤型航空機
ヴリルアンドロメダ・ゲレーテ(Andromeda-Gerat:Andromeda Device:アンドロメダ装置、アンドロメダ号), 139mの円筒型宇宙船。いわゆる葉巻型UFO。, 1945年, 1機製造, 1機建造中, 4基のトゥーレEMGエンジンと8基の浮遊装置で駆動するSS E-V ユニット搭載。
ヴリル アンドロメダ1 フレイヤー(Andromeda-1 Freyr:Norse God:北欧神話の神), 部分的に完成したところを米軍に鹵獲される。
ヴリル アンドロメダ2 フレイヤー(Andromeda-2 Freya:Norse Goddess:北欧神話の女神), 1機製造
ヴリル ドーン("Verteidiger" :Defender:ディフェンダー) 無人三角機の攻撃兵器。 "DORN"はドルニエ開発機の短縮形かまたは"Torn":手段のどちらか、戦後イタリア近くのペスカーラで目撃される。
ヴリル・マジックアイ(Gammagische Auge, "Magic Eye":魔法の目) 偵察機、試作機のみ。

※アンドロメダ・ゲレーテを除く、全ての機体にEMGエンジンとシューマンSM浮遊装置を搭載。

アンドロメダ・ゲレートの概略図

ドイツ語の"Gerat"(ゲレート、ゲレーテ) は道具、装置の意味です。英語では"DEVICE"。この単語の使用例としてはカール自走臼砲"Karl-Gerat"、ウニモグ"Unimog:Universal-Motor-Gerat"などがあります。

ヴリル7は戦局の押し迫った1945年3月、あるいは4月に日本への秘密飛行を行ったそうです。何の交渉があったのでしょうか。

REPULSIN A & B (1940年-1945年)

レポイゼンA型とB型。ヴィクトール・シャウベルガー"Viktor Schauberger"が開発した円盤型航空機。先がとがっている方がA型、平らな方がB型。子孫の方が開発資料をお持ちでテレビの取材も受けています。コアンダ効果利用の円盤です。

SS LENTICULAR FLUGSCHEIBE (1940年-1944年)

ヘンリー・コアンダ"HENRI COANDA"が開発した「コアンダ効果」を利用した円盤型航空機。

FLUGKREISEL (1941年-1945年)


ルドルフ・シュリーファー"RUDOLF SCHRIEVER"開発の飛行ジャイロ(ドイツ語:フルクライゼル"Flugkreisel"、英語:フライト・ジャイロ"Flight Gyro")。非オカルト系の円盤型航空機の中で初期から開発された有名な機体。

DIE GLOCKE (1944年-1945年) これはまとめ済み。(´∀`)


日本製の円盤型航空機 (1941年-1945年)
1940年の三国同盟締結後、ドイツ円盤型航空機の資料が日本に渡り、中島航空機(現在の富士重工業:スバル自動車)、三菱重工業が日本製のUFOを開発したという情報があります。


スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「1941」の元になった事件が1942年2月25日の朝に起こりました。真珠湾攻撃に始まった太平洋戦争で、日本軍が破竹の進撃を続けている時期であり、カリフォルニアの住民は日本軍の侵攻を恐れていました。

1942年2月25日の朝、南カリフォルニアで信じられないほど巨大な円盤型航空機が多数の航空サーチライトに捉えられました。沿岸警備隊は30分間で1,430発の対空砲火を発射し、数百発は命中したはずですが、この物体は時速40マイルのゆっくりとした速度で飛行した後、海岸線に消えました。この対空砲火の破片により市民数百名が死傷する事態となりました。円盤型航空機は飛んでいるだけで、攻撃はしませんでした。

映画「1941」では、この事件は日本軍の潜水艦が市街地に向けて艦砲射撃をしたことになっています。日付も1941年12月13日と実際の事件とずらしてあります。UFO=エイリアンクラフト説の後押しとなった「未知との遭遇」「ET」のスピルバーグ監督が、UFO事件の日付をずらして、実際とは異なる潜水艦の攻撃としたことには意味がありそうです。

信頼性の高い目撃証言によれば飛行物体は淡いオレンジに発光していたそうです。

この航空機の写真はロスアンゼルス・タイムズがはっきりとした写真を撮影し、ネガも残っています。
  

当時、円盤型航空機の技術を持っていたのはドイツだけですが、大西洋ではなく太平洋で目撃されたことにより、この円盤型航空機がどこから来たのかという疑問が残ります。

1940年の日独伊三国同盟締結後、ドイツの軍事技術の資料とサンプルがUボートにより、日本に渡っています。その中にヴリル・ディスクの技術が含まれていたという可能性は否定できません。ドイツの最新鋭秘密兵器Me-262ジェット戦闘機、Me-163ロケット戦闘機の技術が日本に渡り、それぞれ「橘花」「秋水」という試作機が日本で作られたことは良く知られている事実です。

Me-262のコピー戦闘機「橘花」 ※エンジンは海軍航空技術廠、機体は中島飛行機が開発。


Me-163のコピー戦闘機「秋水」 ※三菱航空機が製造。

ドイツの円盤技術を当時軍事産業の最大手であった、三菱と中島が開発したということは十分に考えられます。電磁重力系のEMGエンジン、シューマン浮遊装置は構造さえ判っていれば、製造はそれほど難しいものではありません。ジェットエンジン、ロケットエンジンのように高温に耐える金属材料や当時製造方法が確立していなかったジェットタービンのように高度な工業力を必要とするものとは異なります。

しかし、日本では試作円盤機は当時の国や軍の方針に合わず、動作原理も不明でした。(オカルト秘密結社のチャネリングとエイリアンクラフト由来の電磁重力系の駆動装置を理解できるはずもありません。) その試作機は穴を掘って爆破したうえで埋めたという情報もあります。

高性能を持った円盤型航空機が、日本でもドイツでも兵器として実用化されなかったのは何故でしょうか?

誰もが思う疑問点です。

ハウニブIでさえ、最高時速4,800km/h、航続18時間、ホバリング8分間の性能です。ハウニブIIIは最高時速7,000km/h、航続時間7-8週間、静止飛行25分間、全モデル全天候の飛行が可能で、モデルにより性能は異なりますが宇宙航行能力を持っていたとされています。これほど高性能の航空機がなぜ実戦に投入されなかったのでしょうか。

海外サイトを見ると主に次のような理由で実用化されなかったとされています。

  • 機体および駆動系の構造上、武器を搭載する場所がなく、無理に搭載すると飛行性能が発揮できない。そのため小火器(機銃等)しか搭載できなかった。これは直感的に理解できますね。円形の物体に大きな砲塔を積んだらまともに飛ばないでしょう。


  • 飛行は直進、あるいは直角に曲がることしかできなかった。UFOが速度を落とさず鋭角的に曲がって飛行する様子は良く知られています。しかし、「高速で鋭角的にしか曲がれない」としたらどうでしょう。対地、対空攻撃とも照準をつけることができません。


  • 開発者が武器搭載に消極的であった。今まで述べてきたように、飛行技術を持った秘密結社ヴリル協会の目的は兵器開発ではなく、アルデバラン星へ行くことでした。SS傘下の技術支援系統E-IVに所属し、資金提供を受けるようになり、設計段階から武器を搭載可能とすることを義務づけられましたが、積極的にはならなかったはずです。おまけ程度にしか、武器の搭載スペースを確保しなかったことでしょう。トゥーレ協会、ヴリル協会ともナチス党の発足者を含め多くの有力者が所属していましたので発言力は小さいものではなかったはずです。

    また、現実的にも機体の構造上、大きな武器を搭載するスペースはなく、飛行性能も劣化するのですから。


  • 以上3点が高性能を誇ったドイツ第三帝国の円盤型航空機が、一部の偵察任務を除き兵器として実用化されなかった理由です。

    時間をかければ、いくつかの問題は解決でき、運用を工夫すれば限定的な作戦に従事させることができるかもしれません。現に、戦局の押し迫った、1944年末にハウニブIIの量産化が計画され、コンペでドルニエ社が選ばれたという経緯もあります。しかし、ドイツは1945年5月に敗戦を迎えたため、ハウニブIIの量産型が実戦に投入されることはありませんでした。

    私はハウニブが実戦に投入されなかった理由に、とても納得がいきました。どれも、客観的に見て説得力のある理由です。戦後、円盤型航空機の技術を手に入れたアメリカ、ソビエトともに冷戦時代にも実用化されなかった理由も説明できます。現有テクノロジーの延長にあるジェット、ロケット技術の方が開発時間が短く済み、性能向上の余地もあり、戦力として計算できるので、そちらの開発に重点を置いたのでしょう。

    ただ、第二次大戦後のアメリカのUFO墜落事件をみると、かなりの頻度でドイツの技術に由来する(と私は考える)UFOの試作機が墜落しています。アメリカは現実に実戦に投入はしなかったものの、かなりの予算、時間、人員を投入して、円盤型航空機の実験を続けていたようです。技術の一部はF/A-117やB-2、F-22などのステルス機に生かされている様ですが、本体の円盤型航空機の開発がどうなったのかは不明です。

    以上、主要な円盤型航空機の概説です。

    1994年放映の矢追純一氏のUFO特番でドイツ第三帝国のUFOが特集されていました。この記事と共通する内容も多く、興味深い番組です。(2分割されています。)





    YouTubeはこちら。9分割です。


    このほかに航空機メーカーやBMWが開発した機体があります。これは別途別ページでまとめる予定です。

    (2011年10月1日 この記事は一応完成です。)

    【関連記事】
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    UFO衝撃映像 BEST5


    【関連リンク】
    Nazi UFOs - Wikipedia まずはここから。日本語なし。
    Haunebu - Wikipedia(User:Piecraft) ハウニブのWiki(ユーザー記事)。各機体の詳細性能あり。日本語なし。
    第三帝国の秘密フライングディスク 代表的な機体と多数の写真。英語。
    第三帝国の円盤型航空機 1922-1945 系統および各機体の詳細な解説。英語
    ナチスのUFOは真実?作り物? 巨大UFOサイトの記事。英語。
    第二次世界大戦以前からのドイツUFO開発 英語。
    ハウニブIIの1/144プラモデル 本体$98.00 送料(世界中)$18.00。日本円合計8,800円くらい。

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    posted by 桜 真太郎 at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | UFO
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