2011年12月10日

デスバレーの動く岩 "Sailing stones in Death Valley"


ミステリーファンならお馴染み、米国カリファルニア州、デスバレーの動く岩。 プラヤ地形の競馬場 "Racetrack Playa"と呼ばれる場所で、数十個の石が思い思いの方向に動いた軌跡を残しています。石の重さは数十キログラムから重いものは数百キログラムを超えるものまであります。

1940年代からこの動く石の謎は研究されてきましたが、未だに動く場面が目撃されたり、撮影されたことはありません。

場所は、下の地図真ん中の白く見える平原(乾いた湖)です。

大きな地図で見る

この石が不思議なのは、同一方向への移動だけでなく、時に曲がり、時に戻るような動きをすることです。

この岩は鋭角に曲がっています。


複数の岩が動いた様子。


ぐにゃりと曲がって動いています。


軌跡が交差しています。

英語では"Sailing stones" (セーリングする石), "sliding rocks"(滑る岩) , "moving rocks"(動く岩)と呼ばれています。例によってWikiは英語はありますが、日本語はありません。

石のほとんどは、プラヤ南端の高さ260mの山腹から落ちてきたドロマイトと呼ばれる岩です。しかし、いくつかの岩(黄褐色の長石に富んだ閃長岩のほとんど)は、隣接斜面から落ちてきた火成岩です。移動の痕跡は深さ1インチ(2.54cm)未満、幅は3〜12インチ(8〜30cm)、軌跡は多くの場合数mから数十m程度です。

これらのことから、石が移動するためには次のような特定の条件とバランスが必要であると考えられています。

・水に浸っているが、まだあふれていない地表
・粘土の薄い層
・石が動き始めるための非常に強い突風
・石が動き続けるための強く吹き続ける風

地質学者ジム・マクアリスターおよびアレン・アグニューは、1948年にエリアの岩盤をマッピングし、トラックのノートを作りました。

国立公園サービスの博物学者は、その後より多くの詳細な記録と説明を記述しました。また、ライフ誌は、レーストラックの写真を特集しました。

石がどのように移動するかの推測はこの頃から始められました。様々な、時に風変わりな説明は超自然的なものから、非常に複雑な説まで長年にわたって提唱されています。

地質学者による仮説のほとんどは、泥が湿っていること及び強風が、少なくとも一部分は移動の原因になっているとしています。

いくつかの石は人間と同じくらいの重さです。地質学者ジョージM.スタンリー(1955年にこの現象についての論文を公表した)のような何人かの研究者は、風で移動するにしては岩は重過ぎると考えています。

彼らは石の周囲に氷のシートができ、それが風を捉えたり、あるいは氷原の中で移動することに影響を与えるとしています。

ボブ・シャープとドワイト・キャリーは1972年5月にレーストラックの石の移動監視プログラムを開始しました。

(中略) 詳細はWikiでご確認ください。

その後も、様々な科学者が観察、実験を行い新事実を発見し、仮説を提唱していますが、いずれも原因を究明できていません。

雪解け水がこの乾いた湖に流れ込むこと、強風、氷、霜などが移動の原因になっているらしいことまではわかってきましたが、結論には至りません。

現代になお残る、不思議な謎です。

※英文wikiに多くの科学者の数十年に渡る観察・実験・仮説の概要が記載されています。しかし結論が出ていないので、全文翻訳は時間のある時に追記します。興味のある方は各自英文wikiをご確認ください。

【関連リンク】
Sailing stones - Wikipedia 英文。アメリカのことなので英語が詳しい。
米航空宇宙局(NASA)が滑る岩の謎を研究(英語) 興味深い検証をしていますが結論は出ず。
デス・バレー国立公園 裸の大地 時の記憶 ナショジオによるレーストラック地形の紹介。日本語。
Google画像検索 "Sailing stone" 画像たくさん出てきます。

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posted by 桜 真太郎 at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説・ミステリー
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