2012年02月21日

タッツェルブルム "Tatzelwurm" 爪を持つ蛇型UMA



タッツェルブルム "Tatzelwurm"は、中央ヨーロッパのアルプス山脈に生息するといわれている未確認生物です。オーストリア、ドイツバイエルン地方、イタリア、スイス、アルプスで目撃された報告があります。

タッツェルブルム "Tatzelwurm"とはドイツ語で「足の生えた虫」を意味します。

タッツェルブルは地域により複数の呼び名を持っています。

"Stollenwurm" シュトーレンブルム(トンネルの虫、トンネルミミズ)

"Springwurm" シュプリングブルム(飛び跳ねる虫、飛び跳ねミミズ)

"Brezelwurm" プリッツェルブルム[プレッツェル(焼き菓子)のような虫、プレッツェルミミズ]

※ドイツの伝統的な焼き菓子、プレッツェル。

伝説によれば体長50cmから2m。洞窟や自分で掘った穴のトンネルに住んでいる生き物。一般的には比較的臆病な動物とされていますが、身に危険が迫ると人間を襲うこともあります。

Worm(ワーム、ミミズ)の名前がついていますが、鉤爪のある前脚を持った蛇のような姿をしていて、竜と蛇を合わせたような姿のUMAです。ウロコに覆われた猫(=^・^=)のようであり、猫のような耳と非常に大きな明るい眼を持っているという目撃情報もあります。

もうひとつの大きな特徴は、明らかに人間を殺すこともできる強力な有毒ガスを吐くということです。

1700年代から目撃情報のあるタッツェルブルムは1800年代までは目撃情報がありますが、1900年以降は目撃情報が少なく、今では絶滅したかもしれないということです。

私は2012年3月号のムー(巻末2色刷りUMA特集)でこのUMAを初めて知りました。

例によって英語とドイツ語の海外サイトで情報収集をしましたが、タッツェルブルムのイラストが多く出てきたのに驚きました。タッツェルブルムがヨーロッパの人たちにとっては身近で親しみのあるUMAだということがわかりました。日本でいえばツチノコやカッパのような存在なのでしょう。

以下、タッツェルブルムのイラストと写真です。


タッツェルブルムが豚を襲っているイラスト。


タッツェルブルムを見て驚く村人。


タッツェルブルムに似たヘビ?


2010年に描かれたタッツェルブルムのイラスト。ポップでかわいい。


猫(=^・^=)タイプのタッツェルブルム。目撃情報どおりの姿です。このタイプのイメージはかなり多い。


ドイツの小さい町中にあるタッツェルブルムの噴水。


タッツェルブルムの骨とされる標本。タッツェルブルムが実在する証拠だという人もいる。

地元の人たちはタッツェルブルムの正体は伝説上の生物、バシリスク(バジリスク)ではないかと信じています。

日本ではRPGの敵モンスターとしておなじみですね。視線で相手を石化させる能力を持つ強敵です。日本語Wikiには次のように説明されています。

バジリスクまたはバシリスク(英: basilisk, 羅: basiliscus, 古希: βασιλ?σκο? [basiliskos])は、ヨーロッパの想像上の生物。名称はギリシア語で「小さな王」を意味するβασιλε??(basileus)に由来する。ヘビの王であり、見ただけで死をもたらす力を持っていると思われていた。姿はヤマカガシに似ており、頭部に冠状のトサカが隆起している。リビアや中東にある砂漠地帯は、そこを住処とするバシリスクの力で砂漠となったと言い伝えられた。


ウリッセ・アルドロヴァンディ(Ulisse Aldrovandi)著 『怪物誌』(Monstrorum historia)より、「バシリスク」(Basilisk)、木版画、1642年、ボローニャ。

バシリスクの原型となった未知のUMAであるという説は魅力があります。

これとは別に絶滅したヘビ、トカゲ、サンショウウオ、ワニ、カワウソではなかったかという説もあります。その中でも、ヨーロッパアルプスに生息したオオサンショウウオで後ろ足が退化した種類ではないかというものが有力な説として挙げられています。

この説だとタッツェルブルムの生息するといわれる環境と条件が一致します。

しかしいずれの説も仮説であり、現在でもタッツェルブルムのはっきりした正体はわかっていません。

【関連リンク】
Tatzelwurm (Fabeltier) ? Wikipedia Wikiはドイツ語が一番詳しい。
タッツェルブルム - Wikipedia 日本語も概要はわかります。
プレッツェル - Wikipedia 日本語wiki。結構詳しい。
その他タッツェルブルムを詳細に解説したサイト(英語)
http://naturalplane.blogspot.com/2011/11/tatzelwurm-alps-dragon.html
http://www.forteantimes.com/features/articles/5179/the_tatzelwurm_lives.html
http://www.newanimal.org/tatzel.htm
http://www.itsnature.org/legendary-creatures/tatzelwurm/

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posted by 桜 真太郎 at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | UMA
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