2012年02月12日

ザ・ベストハウス123 急増するエクソシスト!世界で多発する悪魔憑きの実態!

2012年2月8日(水)午後10:00〜10:54にフジテレビで放送した、ベストハウス123、後半のエクソシストのまとめです。

※2月22日(水)「現代のエクソシストに完全密着!戦慄の悪魔祓いの現場に、潜入取材」はこちら。(こちらの記事の最後に悪魔祓い、エクソシスムに関する考察をまとめています。)


エクソシストが存在するためには、「悪魔は存在する。」という前提が必要になります。このことは番組中にも作家の荒俣宏氏が述べていました。欧米ではキリスト教の信仰が一般的であり、キリスト教には「神」が存在します。神が存在するのだから敵となる悪魔も存在する、というわけです。

悪魔憑き、悪魔祓いはいずれもキリスト教文化が生んだものであり、キリスト教徒以外には判りにくい部分がどうしても存在します。それを理解したうえで番組を見るとより楽しめることと思います。

THE BEST HOUSE ザ・ベストハウス123


謎を解き明かせ!エクソシストからピラミッドまで、戦慄の現場に潜入取材スペシャル!

急増するエクソシスト!世界で多発する悪魔憑きの実態!

米国ロサンゼルスで、1年に渡り13名が殺害された無差別連続殺人事件が発生した。犯人は悪魔崇拝者のリチャード・ラミレス。「ナイト・ストーカー」「峡谷の侵入者」の別名を持つ凶悪犯である。(※顔写真。英語Wikiより。)

1984年から1985年にかけて、ロサンゼルス郊外を中心に無差別に民家を襲撃し、暴行、婦女暴行、強盗などを働き、うち13人を殺害した。自らを悪魔崇拝者と標榜したその残虐な犯行は、カリフォルニア州全体をパニックに陥らせた。

ラミレスは被害者の手に、悪魔の刻印と言われる五芒星(ごぼうせい・ペンタグラム)を残し、『全ての犠牲者は悪魔に捧げた』と供述した。

※五芒星(ペンタグラム)にサタンの顔を組み合わせた悪魔崇拝のシンボル。

危険な悪魔崇拝者による事件は、世界中で巻き起こっている。悪魔の存在は妄想の中だけではない。時として人間の理解を越えた現象を悪魔が引きおこしている。

2010年11月、中南米のトリニダード・トバゴで事件が起きた。昼食中に突然、頭痛と吐き気を訴えた女子生徒17人が奇妙な行動を取り始めた。床の上をゴロゴロと転がったり、口から奇妙な音を発したりするといった常軌を逸したその姿に、周囲はパニックになったという。
目撃した男子生徒は「心配していると、女の子たちの目が回り始め、床に体を打ちつけた」と当時の状況を語り、中には手すりを越えて身を投げようとする女子生徒も2人いたそうだ。(FOXニューストリニダード・トバゴニュース他で報道されました。)

そこで教師と生徒たちが協力して、暴れる女子生徒らの一部を学校の多目的ホールへと連れて行き拘束。このとき女子生徒らは「shebbaberbebeb shhhhee」という意味不明な音を出し、奇妙な言葉で独り言を発していたという。

また、女子生徒の力が異常に強くなり、拘束しようとした教師や生徒たちは顔などを蹴られ「多くがアザを作った」ほどだった床に身体を打ちつけ、意味不明の言葉を口走る女子高生。エクソシストと教師が協力し、女子高生たちを拘束した。エクソシストは女子高生たちに聖水を振りかけ、悪魔祓いの儀式を行った。一旦、事態は収束したように見えた。

しかし、11ヵ月後に再度、集団悪魔憑きが発生した。事態を重く見た学校は2日間学校を閉鎖した。

常識では理解し難い事件が世界中で発生している。その多くは(キリスト教社会では)悪魔の仕業と言われている。

2011年7月に歴史的な悪魔祓い会議が開かれた。本来なら相入れることのない、様々な宗派の世界中のエクソシストがポーランドで世界会議を行った。そこでは、近年世界中で増加している悪魔憑きの実態について話し合いが行われた。

※会議に参加したローマ・カトリック教会のルーファス・パレイラ(Rufus Pereira)司祭(資料写真)
 黒い聖母の修道院で「悪魔ばらい会議」開催、ポーランド 国際ニュース AFPBB News

活発になるエクソシストに関する動き。

これは、いったい何を意味するのか? もしかすると、それは悪魔が本当に存在することの証なのかも知れない。

悪魔祓いの現場に潜入!?

現代のエクソシストは、どのような方法で悪魔祓いを行っているのだろうか?

2008年にイギリスで放送された「ザ・リアル・エクソシスト」という番組がある。一人の有名なエクソシストを取材したドキュメンタリー番組。

取材されたエクソシストはアメリカ人の牧師のボブ・ラーソン"Bob Larson"。悪魔祓いを過去に1万5千回も行っているという。世界中から悪魔祓いの依頼が来る高名なエクソシストである。知人には世界のVIPも少なからずいるという。

ボブ・ラーソン "Bob Larson" 牧師。
公式サイト他:世界的に活動している様子がわかります。
1.The Real Exorcist 
2.Bob Larson's Spiritual Freedom Church
3.Bob Larson Exorcism's Channel - YouTube ラーソン牧師の悪魔祓い動画30以上あり。
4.Bob Larson - Wikipedia 英語のみ。ラーソン牧師の略歴。

世界が注目する本物のエクソシスト。その悪魔祓いの現場に日本のカメラが初めて入った。

日本初公開!
現代のエクソシストに完全密着!
戦慄の悪魔祓いの現場に、潜入取材!

アリゾナ州フェニックス。砂漠に囲まれた荒涼とした町にラーソン牧師は居た。

※アリゾナ州フェニックス市街地のイメージ画像。

取材班は「悪魔は本当に存在するのか?」を始めに訊いた。ラーソン牧師はカメラの前で断言した。

「悪魔祓いを依頼してくる人の3分の2は精神的な問題から、悪魔に取りつかれたと思い込んでいる。そういった人には普通の牧師として心のケアを行う。しかし、残りの3分の1には悪魔が本当に取りついている。」

一体どうやって、悪魔憑きとそれ以外を見分けるのだろうか?

精神的な問題の場合と、悪魔に取りつかれている場合は、目に違いがあるという。

一人の男が訪ねてきた。にこやかに話す、見るからに人の良さそうな男。彼の名は、トム・シャックルフォード。41歳。妻と2人の娘に囲まれ幸せな家庭を手に入れたトム。

しかし、ある日突然、信じられない出来事に襲われた。買い物から帰宅し妻と何気ない会話をしていた時だった。

「妻を殺せ。」

聞き覚えのない声が、そう囁いた。

妻を憎む気持ちなど全くない。その時は電話の音がトムを正気に戻した。しかし、この日以来、トムの周りで、原因不明の奇妙な現象が度々起こり始めた。

このままでは、愛する妻をいつか本当に殺してしまう。トムは、絶望の日々を送っていた。そんなトムに転機が訪れる。偶然テレビで、ラーソン牧師の存在を知った。トムは藁にもすがる思いでラーソン牧師に悪魔祓いを依頼した。

取材班は許可を得て、悪魔祓いの撮影に成功した。

ラーソン牧師は質問しながら、トムの目をじっと見つめていた。悪魔は普段、人間の奥に潜み隠れているという。ラーソン牧師はじっとトムの目を見続けることで、トムには悪魔が巣喰っていることを確信した。

そもそも悪魔とは何なのか?

キリスト教では、悪魔とは堕落した天使(堕天使)を指す。だから神の子イエス・キリストには絶対に勝つことが出来ない。イエス・キリストの教えを守り、特別な厳しい修行を積んだ者がイエスの力を借りて、人間を惑わす悪魔を祓う。それが、エクソシストである。

※イエス・キリストの悪魔祓いを描いた宗教画。

ラーソン牧師の悪魔祓いは次のように行われる。まず、聖油と呼ばれる祈りを捧げ神の力を込めたオイルを悪魔に取りつかれた人の額に塗る。すると聖なる物に拒絶反応を示し、本人の人格が奥に隠れ、潜んでいた悪魔が表に出てくる。

次に出てきた悪魔が何物かを特定する。名前を問い正し徹底的に言葉で追い詰める。そして、悪魔が嫌う聖書や十字架をかざし苦痛を与える。

悪魔の名前が特定され、聖なる十字架や聖書でダメージを与えて悪魔が弱ってきたところを見計らって、最後にある言葉を復唱させる。それは悪魔に自ら被害者の身体を出ていくことを宣言させる言葉。対決する悪魔により異なるが、例えばこんな言葉を復唱させる。

「私は神の権限の下、今すぐ地獄に出て行く。」

悪魔はこうして祓われ地獄へ落ちていくという。

※イエスキリストの悪魔祓い(1458年、グルカ大聖堂の中の節制布に描かれた宗教画)

穏やかな笑顔で悪魔祓いに臨むトム。この時トムの表面に悪魔はまだ出てきていない。

悪魔祓いの儀式が始まる。まずは手順通り、トムの額に聖油を付け悪魔を誘い出す。すると、穏やかだったトムの表情に明らかな変化が表れた。額に汗が浮かび、息が荒くなる。トムに潜んでいた悪魔が姿を現した。

正体を問いただすと、トムに取りついた悪魔は自らをゴットと名乗った。ゴットとはドイツ語で神を意味する。アメリカで生まれ育ったトムは、ドイツ語を話すことはできない。普段使わない言語を話すのは悪魔特有の現象である。

悪魔と対決するためにラーソン牧師もドイツ語で応戦する。トムに取りついた悪魔はしぶとく自分の正体を明かさない。ラーソン牧師は十字架で苦痛を与えて話しかけ、正体を判別するヒントを探る。突然、ラーソン牧師はトムに取り憑いた悪魔をモレクと呼んだ。

※悪魔モレク "moloch"のイメージイラスト。


※悪魔モレク "moloch"の彫像。

血と肉が欲しいという発言から、トムについた悪魔をモレクだと判断したのである。それは見事に的中した。トムについていた悪魔はモレクであった。

悪魔の正体が判明したところで追い出しにかかる。悪魔に自ら出ていく呪文を唱えさせるのだ。十字架を突きつけ復唱させるラーソン牧師。悪魔モレクはすぐに復唱を始めた。神の子イエス・キリストの力を借りたエクソシストに逆らうのは、悪魔にとって大変な苦痛を伴う。

ラーソン牧師は再び十字架を突きつけ復唱させる。突然、トムがひざまづいた。彼の中にいる悪魔に相当ダメージがあるようだ。そして、最後の攻勢に出て十字架と聖書で悪魔に苦痛を与える。

その直後、トムの恐ろしい形相が突然消えた。悪魔が祓われたのだ。トムに笑顔が戻った。さっきまで別人のような顔で喚いていたとは思えない。悪魔に取りつかれた人間は悪魔が出ていくのを実感すると、幸せを感じるという。ラーソン牧師の悪魔祓いは、不安と絶望から一人の男を救った。




実際の悪魔祓いの光景は興味深いものでした。

悪魔憑きの多くは精神疾患であると、エクソシスト自身が語っています。そのような場合には教区の信者を救うような対応を取るといいます。心身のストレスを悪魔に転嫁して「悪魔憑き」が表れる場合もあるでしょう。

精神科を受診し投薬を受けるよりも安全に回復する場合もあるでしょう。宗教は精神医学が一般化するはるか以前から、このような治療、人々の心を受け止めて癒す役割を果たしてきました。

悪魔は現実に存在するものではなく、キリスト教を信仰する人々の心の中だけに存在するものであると考えます。

だからこそ、言葉を使って悪魔を追い詰め、悪魔を祓うことができるのです。

悪魔憑き、悪魔祓いはいずれも、キリスト教文化のひとつの側面であるということを再認識させてくれた良質の番組でした。次回続編も楽しみです。

【関連リンク】
ザ・ベストハウス123 公式サイト。番組予告、番組概要など。
エクソシスト - Wikipedia 悪魔祓いを行う人、エクソシストの解説。
エクソシスム - Wikipedia キリスト教の悪魔祓いの解説
モレク - Wikipedia 悪魔モレクの解説。

   

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posted by 桜 真太郎 at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊
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