2012年02月25日

ザ・ベストハウス123 現代のエクソシストに完全密着!戦慄の悪魔祓いの現場に潜入取材!

2012年2月22日(水) 21:00〜22:48にフジテレビで放送したザ・ベストハウス123を見ました。前回に続き、世界的なエクソシスト、ボブ・ラーソン牧師の悪魔祓いです。記事の最後に悪魔祓い、エクソシスムに関する考察をまとめています。

2月8日放送の「急増するエクソシスト!世界で多発する悪魔憑きの実態! 」はこちら

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衝撃第二弾!日本初公開!現代のエクソシストに完全密着!戦慄の悪魔祓いの現場に、潜入取材!

1974年に公開された映画エクソシスト。この映画の大ヒットにより悪魔と戦う特別な能力を持つエクソシストという存在が広く知られるようになった。

   

エクソシスト、彼らは決して映画の中だけの存在ではない。21世紀の今も現実の世界で活躍している。しかも近年のそのエクソシストが急増しているという。

きっかけとなったのが、ローマ法王ヨハネパウロ2世が発した世界を驚かせた大号令。

それは「悪魔は存在する。戦いに備えよ。」
(バチカン市国ホームページ JOHN PAUL II Speechesより抜粋)

Vatican the Holy See バチカン市国公式ホームページ。当該記事は見つかりませんでした。

それは一体何を意味するのか?

ベストハウスは悪魔と戦う現代のエクソシストとコンタクトに成功。

実際の悪魔祓いのに現場に日本のカメラが初めて入った。

アメリカアリゾナ州フェニックス。この街に、我々がコンタクトをとったエクソシストがいる。キリスト教の牧師、ボブ・ラーソン。


ボブ・ラーソン "Bob Larson" 牧師。
公式サイト他:世界的に活動している様子がわかります。
1.The Real Exorcist 
2.Bob Larson's Spiritual Freedom Church
3.Bob Larson Exorcism's Channel - YouTube ラーソン牧師の悪魔祓い動画30以上あり。
4.Bob Larson - Wikipedia 英語のみ。ラーソン牧師の略歴。

これまでに1万5000回以上悪魔祓いを行い、世界中から依頼が殺到している。今世界が注目する、リアルエクソシスト。

我々はまず聞いた。

「悪魔は本当に存在するのか?」

「もちろんです。悪魔はこの世に実在します。」ラーソン牧師はためらいもなく、カメラの前で断言した。

「但し、悪魔祓いを依頼してくる人の3分の2は精神的な問題から悪魔に取りつかれたと思い込んでいるだけです。」

その場合は普通の牧師として心のケアを行うという。

では、そもそも悪魔とは何なのか?

キリスト教で悪魔とは堕落した天使のこと。だから神の子イエスと対決すると絶対に勝つことは出来ないという。

そのイエスの教えを守り、特別な厳しい修行を積んだ者がイエスの力を借りて人間を惑わす悪魔を祓う。それがエクソシストなのだ。

※聖フランシスコ・ボルハ "Saint Francis Borgia" による悪魔祓い。ゴヤ画もあります

ラーソン牧師の悪魔祓いの手順とは?

1.まず、「聖油」と呼ばれる祈りを捧げたオイルを悪魔に取りつかれた人の身体に塗り、悪魔をおびき出す。

2.名前を問い正し、出てきた悪魔が何者かを聖書の知識を基に判別する。

3.そして悪魔が嫌う聖書や十字架をかざし苦痛を与える。

4.最後に自から出ていくことを宣言させる言葉を復唱させる。

悪魔はこうして祓われ地獄へ落ちていくという。

エクソシストとして、30年に渡り、悪魔祓いを行って来たラーソン牧師。その中で、未だ忘れられない、壮絶な戦いが有ったと言う。それはとんでもない悪魔との死闘。その様子に密着した戦慄の映像がある。

これだ123。

ラーソン牧師に助けを求めてきた女性の名は、ドナ・ワーノック。夫と子供、家族3人で生活するごく平凡な主婦。

そんな彼女が、ある日突然、信じられない理由で、悪魔に取り憑かれたと言う。そこには、現代社会ならではの、落とし穴があった。

始まりは7ヵ月前、ドナのパソコンに届いた、一通のメール。そこには、こう書かれていた。「あなたの手を画面にかざしてみて下さい。」

「なにこれ、気持ち悪い。」と思ったものの、画面に手をかざしそのメールを消去した。

しかし、翌日メールチェックしようと、パソコンを立ち上げると、「君は僕のものだ。僕の所有物になった。」というメールが入っていた。

次の瞬間、信じられない現象が起きた。

ドナ「何かを感じたの。パソコンから暗闇が私の中に入ってきた。」

アンソニーと名乗るその男は、自分の写真まで添付し我が物顔でメールしてきた。そして、ドナに入り込んだ暗闇が次第に暴れはじめた。

夜寝ていると口の中に感じた違和感が大きくなった。「口が口が燃える!」口が燃えるように熱くなったのである。

そして、この日をきっかけに不可解な現象が、次々とドナを襲い始めた。ある日夫が帰宅すると、そこには身体中傷だらけのドナがいた。その傷は、鋭い爪のようなもので、引っかかれたもののように見えた。

「いえ、自分で引っ掻いたものではありません。気づいたら身体のあちこちに出来ていたんです。」とドナ。

医学的には全く説明出来ない傷。さらにドナは、その日から2日間、食事も一切とらず自分の部屋に閉じ籠もった。その結果体重は一気に11kgも減少。しかしそれは、彼女の意志ではなかったという。

「外に出ようとすると身体が動かなくなったんです。」

そんな時、夫が偶然ラーソン牧師を知り、妻に起きた不可解な事実を話した。

「彼は最後の望みでした。」

ドナの家を訪れ、最初は穏やかに、彼女の話を聞いていたラーソン牧師。ところが、ドナの目を見るうちに次第に表情が固くなった。

「何かがいます。それもとてつもなく大きな何かが・・・。悪魔祓いが何度か必要になると思います。」

ドナは不可解なことが起こり始めたのは、奇妙なメールが届いてからだとラーソン牧師に語った。

「メールを見て何かがあなたに入ってきたと?」

「ええ。」

するとラーソン牧師はこうドナに告げた。「まずは、そのアンソニーという男の正体を探りましょう。」

翌日、ラーソンが再びドナの家に訪れた。謎の男アンソニーの正体を探るべく、ドナのパソコンに残った全てのデータをチェック。

「これがアンソニー?」

「そうです。あの日以来、初めて見たわ。」

その時ドナが急変した。明らかにドナではない表情になった。

「アンソニーとのつながりは?」とラーソン。

「コードだ。」ドナ

「シルバーコードだな?」ラーソン

ラーソン牧師が口にしたシルバーコードとは一体何なのか?

Silver Cord(魂の緒)で繋がった肉体と幽体のイメージ図。

都市伝説から妖怪学まで幅広く研究し、100冊以上の著書を持つオカルト研究家・作家の山口敏太郎氏はこう説明する。

「シルバーコードとは、俗に心霊学でいう魂と肉体をつなぐ尾ですね。幽体離脱してる人の頭からこう白いコードがのびていて、肉体に繋がってる、それがシルバーコードなんですね。肉体じゃないもの、魂的なものを伝播するための送電線みたいなものですかね。」

では、シルバーコードを使いアンソニーは一体どうやって、悪魔をドナに送り込んだのか?

「悪魔って言うのは多分、電磁波とか高周波とか何らかに変換されて来てるはずなんですね。だからパソコンに呪いが乗り移っても不思議じゃないんです。ひょっとしたらあの人(ドナ)はメール上で手をかざして、これでお前の心は俺に操られているみたいに強烈な暗示をかけられたんじゃないですか?あれが悪魔の一つの呪いのスタートだったのかも知れないですね。」と山口氏。

アンソニーはドナがパソコンに手をかざした瞬間、体内に悪魔を送り込んだという。アンソニーの正体は悪魔に力を借りて相手を呪う黒魔術師とラーソンは考えた。

まずはそのシルバーコードを断ち切ろうとする。

「私に従え。イエスキリストの名において両手をこの位置に掲げよ。」

「嫌だ。」

「これは命令だ!」

ラーソン牧師はまず、手のひらに聖油を塗り始めた。

「嫌だ・・・、嫌だ・・・。」ドナは十字架を頑に拒む。

「嫌だーーーー。」

「ドナを取り戻す。」

「ダメだと言っているだろ。」

「ドナは自分を取り戻せる!」

「ダメだ!」

「ドナは自分を取り戻せる!」

「嫌だ。」

「シルバーコードを断ち切る。」えいっと気合をかけて聖書でコードを断ち切るラーソン。

「やめろーーーーーーーーーー。」

「ドナ、戻ってきなさい。」

アンソニーが結んだシルバーコードはラーソンが断ち切った。しかし、一旦ドナに取りついた悪魔はまだ去ったわけではない。

その証拠に突然「うわーーー」という奇声を上げ始めたドナ。明らかに彼女の声ではない。身体に潜む何者かがついに出てきたようだ。

「お前は誰だ、ドナから離れろ! どこへ行く!」

「うちに帰るー。」

「どこだ!」

「地獄だぁ。」

「ならば行け!」

「いなくなったわ・・・。」

しかし、ラーソン牧師の顔に安堵の色は見えない。悪魔は自ら姿を潜めただけで追い払えたわけではなかった。

「これから大きな試練が待っている。」とラーソン牧師。

ドナに取りついた何者かのとてつもないパワー。相手は並みの悪魔ではない。そう判断したラーソン牧師は翌朝驚くべき行動に出た。なんとドナを墓地に連れ出した。

「墓地は悪魔が一番自由になれる場所です。そこで悪魔を誘い出そうと考えました。しかしこれは賭けです。なぜなら墓地は悪魔のパワーが強くなる場所でもあるからです。」

墓地での死闘が始まった。

ラーソン牧師はドナの身体に潜む何者かの正体を問い正す。

「私と対峙しているお前は何物だ。お前は誰だと聞いている。」

「答えろ! 貴様の名前は何だ!」

「死と破壊だ。」とドナ。

「お前は私を舐めているのか?」

その時突然ドナに変化が起こった。

「ドナは誰のものだ? お前は誰だ!」ラーソン。

「ルシファーのものだ。」

「ルシファーだと・・・。」

ルシファー。ルシファーとは神に最も近づきながら、最後に逆らい地獄の王として君臨する堕天使。最強の悪魔だ。

左:大天使ガブリエルに敗れたルシファー 右:ルシファーの彫像。英語wikiより。

「お前のことは良く知っている。お前が支配する悪魔を全てここに呼べ。全てこの私が地獄に落としてやる。」

「うううぅぅーーー」唸り声をあげるドナ。

すると次の瞬間、信じられない現象が起きた。

これだ123。

なんと穏やかだった天候が急変。突然吹雪が吹いてきた。しかもどんどん猛威を増してくる。ラーソン牧師によればルシファーの仕業だという。

「ルシファー、裁きの時だ。」

「出てこい、力をすべてかき集めて出てこい!」

ラーソン牧師は最強の悪魔ルシファーを一気に追い払うつもりだ。

「復唱しろ!」

「私ルシファーは」「言うんだ!」

「何が望みだ・・・。」ドナ。

「復唱しろ!」

相手は最凶の悪魔。簡単には復唱しない。ラーソン牧師は高々と聖書をかざし迫る。

すると・・・。

「私ルシファーは」ラーソン

「私ルシファーは」ドナはようやく復唱し始めた。

たとえ地獄の王であっても神の子イエスの力を借りたエクソシストに逆らうのは、悪魔にとっては苦痛だという。死闘開始から1時間。悪魔祓いは、いよいよクライマックスへ。

「未来の世代からも私は出ていく」

「今すぐ堕ちる。」「地獄に。」

復唱すると力を失い崩れ落ちるドナ。

「出ていけ、彼女から出ていけ!」聖書と十字架をかざし追い打ちをかけるラーソン牧師。

嗚咽を漏らすドナ。こうしてルシファーは去り死闘は終わった。

「ドナ、良く頑張ってくれたね。もう大丈夫だ」

「悪魔が去ったと実感しました。神は私を優しく包んでくれました。」

ラーソン牧師は死闘を振り返りこう語った。

「悪魔としか言えない何かが確かに存在し、多くの人間を苦しめています。私はエクソシストとしてその現実に向き合っています。」




前回に引き続き見事な悪魔祓いです。

パソコンのe-mailから悪魔ルシフェル(ルシファー)が取り憑くとは驚きです。悪魔もIT時代になり進化を遂げているのでしょうか。番組ではあと2つ悪魔祓いの紹介をしていました。イタリア ローマで20年ほど前に修道女が悪魔憑きにかかり高名なカトリックのエクソシストが悪魔祓いを行ったが追い出せなかった事例、もうひとつはラーソン牧師の弟子である3人の10代の女子高校生が悪魔祓いを行った事例です。女子高生エクソシストの名前はサバンナ、ブリン、テス。このうちの一人ブリンはラーソン牧師の実の娘です。

※ラーソン牧師の弟子たち。左からサヴァンナ"Savannah", テス"Tess", クリスティーナ"Christina", ミレーヌ"Melanie" そしてブリン"Brynne"。画像は英国の雑誌fabulousの記事から引用。Daily Mailでも記事になっています。

女子高生エクソシストたちも頑張りますが、実力不足で悪魔に相手にされません。この時憑いていた悪魔はイザベル。女悪魔です。ラーソン牧師のサポートで、というかほとんどラーソン牧師がやりましたが、何とか悪魔を落とすことが出来ました。

さて、悪魔祓いについての考察です。

番組でも悪魔憑きの2/3は精神疾患であると紹介していました。英文Wikiの考察が短く的確にまとまっていますので翻訳してみました。

---以下翻訳---

科学的な視点に立てば、DSM-IVあるいはICD-10と認識された症状は精神医学あるいは医学的な診断として有効ではない。悪魔に憑かれたと確信する人々は時々ヒステリー、躁病、精神病、トゥレット症候群、てんかん、統合失調症や解離性同一性障害のような精神病に関連した兆候を示す。

解離性同一性障害の別人格(alter personality)は混乱しているものの、29%がその人格を悪魔として認識することが報告されている。さらに偏執狂の症状には、患者である彼または彼女が、一人以上の悪魔に取り憑かれていると信じる、demonomania または demonopathyと呼ばれるものがある。※demonomania、demonopathyはいずれも悪魔に憑かれたと信じる症状を指す。

悪魔祓いに従事する人々は、いくつかのプラシーボ効果と暗示の力を所有しているという錯覚を経験する兆候がある。

いくつかの例では悪魔に取憑かれたという人々は実際はナルシスト(自己愛性人格障害)か、あるいは低い自尊心に苦しんでいて周囲の注意を引くために「悪魔が憑いた」ように演技をする。

精神科医M.スコット・ペックは悪魔祓いを調査し、それは患者自身に起因するものだと主張している。彼は悪魔憑きはキリスト教の概念に支配された現象であると結論付けた。

彼はローマカトリック教会で使用されるものとは多少異なる診断基準を導き出した。

(以下略)

---翻訳ここまで---

悪魔憑きは精神病とキリスト教文化の産物だとまとめられています。

誰でも編集できるWikipedia。英語のWikipediaに記載されているということは、キリスト教徒が多い英語圏、キリスト教社会で一定の了解が得られている内容だということです。

悪魔祓いは宗教的側面から人々の心を救うために大きな役割を果たしています。精神科のカウンセリングと薬物による治療と、どちらが良いかは場合により異なるでしょう。恐らく相互に補完し合って人々の精神の健康に寄与していると考えられます。

ただし、精神科の治療と同様、エクソシスム、悪魔祓いにも負の側面があることを忘れてはなりません。

悪魔祓いをやり過ぎてしまい、結果として人を死に至らしめる事例は世界中で起きています。(日本語Wikiに概要がまとめられています。)

これは西欧に限ったことではなく、日本でも「狐憑きを祓う」「除霊」など儀式の過程で人を死に至らしめてしまった事件が昭和の時代はもちろん、平成になっても見受けられます。日本人にとってキリスト教の信仰は一般的ではないので、同様の症状は「狐が憑いた」「犬神が憑いた」「悪霊が憑いた」となるわけです。これらを祓うのは、エクソシストではなく僧侶、神主、霊能者、教祖などが行います。

ごく最近の2012年2月2日にも、「除霊」と称して秋田県由利本荘市で会社員男性(当時25歳)の体を、強く押さえつけるなどし死亡させたとして、県警が親族9人を傷害致死容疑で秋田地検に書類送検した事件が起きています。このような事件は日本でも度々起きています。
※朝日新聞の報道(リンク切れ)、秋田魁新報社の報道

科学・医学と宗教・信仰の関係、バランスは洋の東西を問わず、21世紀なっても難しいものです。

日ごろから自分自身の状態に注意し、「セルフケア」により心身の健康を保つことが何より大切です。

【関連リンク】
ザ・ベストハウス123 公式サイト。番組予告、番組概要など。
エクソシスト - Wikipedia 悪魔祓いを行う人、エクソシストの解説。
エクソシスム - Wikipedia キリスト教の悪魔祓いの解説
ルシファー - Wikipedia 堕天使ルシファー、別名サタンの解説。

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posted by 桜 真太郎 at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊
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