
2012年11月、惑星科学専門誌『Icarus』に発表された画像です。惑星探査機カッシーニが撮影した、土星の衛星テティスの温度分布を示す画像がパックマンそっくりだというものです。上の図が温度分布図、下の図は惑星表面の写真です。
左の図は同じ土星の衛星ミマス。2010年2月に撮影された画像です。

パックマンとミマスの画像を並べた図。良く似ています。
惑星探査機カッシーニといえば、1999年に地球をスイングバイで加速して外宇宙に向かう際に、地球に落下して大参事を引き起こすのではないか、と心配されたことが思い出されます。ノストラダムスの予言にある、恐怖の大王の正体ではないかという説もありました。
そのカッシーニが、13年の時を経て土星に到達し、様々な成果を上げていることは感慨深いものがあります。
ソース:WIRED(日本語)、BBC(英語)。とりあえずふたつ貼っておきます。

2012年6月3日、NASAが水星上のミッキーマウスに見えるクレーターの画像を公開しました。水星探査船メッセンジャー"Messenger"の撮影した画像です。
この光景は水星の南、最近名前が付いたクレーター"Magritte"マグリットの北西にあります。地図に投影された画像はありません。大きなクレーターは、実際には小さいいクレーターの北に位置しています。水星の長い地質学上の歴史の中で蓄積されたクレーターの影は、印象的なミッキーマウスの顔に類似しています。
アメリカのニュースではディズニーの弁護士は知的財産系侵害で、太陽系を訴えるだろうというジョークが掲載されています。
ソースはこちら。
NASA - Mickey Mouse Spotted on Mercury! ソース先に大きい画像あります。1020 x 1024、1024 x 768、800 x 600。
ついこの間、火星で象が発見され、今度は水星でミッキーマウスが発見されるとは面白い偶然です。
2006年には火星に笑顔に見えるクレーターも発見されていますので、併せて紹介します。

火星のスマイルマーク。

象のように見える地形が、マーズ・リコネンサス・オービーターから観察されました。これは"pareidolia"「パレイドリア:変象」と呼ばれる現象(錯覚)の良い例です。私たちはそこに実際にはない「動物のようなもの」を見出します。
この景色は実際には、エリュシオン平原に溢れ出した溶岩のへりです。火星を覆う最も新しい溶岩の境界です。
溶岩は水のように急速に溢れ出し、広範囲に広がり地表を覆ったと考えられます。地球ではほとんどの溶岩は数十年間に亘ってゆっくりと流れて固まります。たぶん、これは火星での溶岩も同様であると考えられます。象でも流れ出す溶岩からゆっくりと歩いて逃げることができます。
しかしながら、火星では恐らくはるかに速く溶岩が流れ出たと信ずるに足る証拠があります。この溶岩の場合には、象は十分に速く逃げ切ることができませんでした。
欧米では2012年4月9日から11日にかけてニュースになりました。
http://www.foxnews.com/scitech/2012/04/10/elephant-on-mars-sculpted-by-lava-flow/
http://www.space.com/15207-mars-lava-elephant-mro.html
http://newsfeed.time.com/2012/04/09/an-elephant-on-mars-at-least-according-to-this-nasa-photo/
ソースはアリゾナ大とNASAが共同研究している"HiRISE"に4月4日に記事が掲載されたことによります。
Of Elephants and Floods of Lava (ESP_026461_2080)
http://hirise.lpl.arizona.edu/ESP_026461_2080
音声つきの高画質解説動画も上がっていました。
http://hirise.lpl.arizona.edu/media/clips/ESP_026461_2080.mp4
このプロジェクトは「火星の植物の写真」の記事を書いたときにソースを紹介しています。
"HiRISE"は最新の火星研究で成果を挙げています。
"HiRISE"のホームはここ。
HiRISE High Resolution Imaging Science Experiment
誰でも一次ソースにアクセスできるのがすばらしいと思います。
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それか偶然の産物ですね。
なんにしても、宇宙人はいますからね。
月の裏側にいるらしいので、地球からは見えない。
そりゃーそだろうね、月ぐらいに住んでないと頻繁に地球にこれないからね。さすがに。
以上