2013年01月01日

タイ 謎の小型象型UMA 水象のミイラ


※タイの水象のイメージCG。飼育が困難なので生体の写真はありません。


※展示されている水象のミイラ。

2007年頃、タイの水象というUMAが話題になりました。

一生を水中で過ごし、手のひらに乗るサイズの象という謎の生物です。

ムーにもホットプレスだったかな?、写真と簡単な解説が載った記憶がありますが、その後の情報がありません。先日、メテペック・モンスターの記事を書く際に、色々調べていたら、水象の画像が出てきました。

そこで、気になったので「水象」「水ゾウ」を調べてみました。例により日本語サイトには情報がありませんでしたが、英語ではすぐに見つかりました。

タイ語ではwikiもありましたが、きちんとした翻訳が難しいので、英文で一番良いと思われる解説をしたサイトを翻訳してみました。

以下のテキスト(文章)はSwampFire Paranormal - Thai Water Elephantの翻訳(全訳)です。



タイでは水象の伝説は次のように言われている。タイの高山にある水路、密林に隠されている濁流に泳ぎながら一生を過ごす小さなゾウの群れが存在する。

水象は体高が1インチ(2.54cm)を超えることは無く、致命的な猛毒の牙を持っている。この牙は水象が死んだ後でも長い間、人間を殺すのに十分な毒を持っていると言われてる。

経験を積んだハンターだけが、超小型象の鼻が水面に出ているところを忍び寄ることができる。

これらのミニ象の水路を横切る、不用心な旅行者は多くの場合、象の毒牙により死んでしまう。したがって、水象が野生に住んでいることを伝えるものはいないのである。

※ガンガラーム寺院の壁画に描かれた、タイの水象。

さらに、小さな象は捕獲した状態で生かしておくことが非常に困難なことで有名であり、通常は捕獲後数時間、あるいは数日以内に死亡する。

しかし、ごくまれに、地域のビルマ人交易商、あるいはタイの市場から、出所が不明瞭な水象のミイラが人の手に渡ることがある。

この珍しい生き物の標本が最後に確認されたのは2003年、ターク県のメー・ソート地区で存在が確認されている。ターク県に住む地元の人々は、水象は超自然的な力を授けられ、世界で最も希少な生き物の一つであると信じている。

サラ・チュアイヌ、50歳のゾウ使いは、彼が幼い頃に両親から聞いた話がある。荒れ狂って走る象がいたが、水象の牙を運ぶ人を傷つけることはなかった。死んでも猛毒のある牙を持つ水象を運ぶことができるのは、極めて有能な象使いだけであると。

メー・ソート地区のPha Woh病院の科学者および研究者は、これらの種に属するのタイの水象の死骸を詳細に検査した。

小さな水象のミイラのX線写真は、この小さな動物が標準サイズの象と似ている骨格を持っていることを証明した。

この極端に希少なタイの伝説となっている水象は、伝えられるところによれば、約78,000ドルに相当する300万バーツで売買されたそうである。

※2007年のドルのレートは約120円。日本円に換算すると水象の売買価格は936万円。

翻訳ここまで。



以下、日本語サイトにはない、水象の画像を紹介します。


※水象のCG、別カット。海にもいるのかな?


※展示されている水象。


※水象は信仰の対象にもなっているのでしょうか。手を合わせています。


※英文サイトにあった水象のミイラ。


※ミイラの分析。レントゲン写真には象とそっくりな骨格が写っています。


※水象を調査した際の写真。大きさは本当に小さい象です。


※調査された水象ミイラの別カット。


※タイのオークションサイトで水象のミイラ2体を販売しています。価格は要問合せ。

さて、水象は本当に存在するのでしょうか?

仏教への信仰の篤いタイでは水象も古くから信仰の対象になっているようで、壁画や彫刻、絵画などが数多く見ることができます

しかし、タイは経済発展著しい、アジアの新興国でもあり、迷信にとらわれているわけではありません。タイ語のWiki、分析したサイトではいずれも、複数の動物の部品を組み合わせた作り物であると結論付けています。

ただ、検査されたミイラが作り物だからと言って、本当に水象が存在しないということにはなりません。ダイオウイカも21世紀になるまで生きた姿がまったく目撃されず、海岸に打ち上げられた死んだ姿でしか知られていませんでした。

猛毒の牙を持つ、小型の象型UMA水象。タイの高山に流れる渓流、あるいは密林の奥の水路で、ひっそりと小さな群れが生息しているのかも知れません。夢のあるUMAだと思います。

お正月にふさわしい、吉祥を表す象の記事で、新年のご挨拶とさせていただきます。

【関連リンク】
水象 "Water Elephant" - Wikipedeia タイ語の水象のWiki。Wikiはタイ語だけ。ここでも水象のミイラは複数の動物を合成した作り物としています。

タイ ウドン市の観光サイト 2003年に見つかった水象が展示されています。高画質画像あり。
水象ミイラの調査結果報告 複数の動物を組み合わせた作り物だと結論しています。
タイの国境付近で発見された水象 水象の発見を報道するタイのニュース。

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posted by 桜 真太郎 at 13:45 | Comment(0) | UMA

2012年12月29日

メキシコの小型宇宙人UMA メテペック・モンスターの正体


※メテペック・モンスター捕獲時の写真。

2007年にメキシコ、メテペックで捕獲されたと言われる、通称メテペックモンスター。

2008年12月30日にテレビで放映された『ビートたけし緊急報告 禁断のスクープ 大暴露!!超常現象マル秘Xファイル』でも、謎の未確認生物(UMA)として取り上げられていました。

このモンスターの正体がずーっと気になっていましたので、英文サイトを調べてみました。日本語では例により何の情報もみつかりませんでした。このモンスターは海外でも長期間話題になりましたが、騒動はすでに収束しているようです。

英語で一番良いと思われる詳細な分析をしたサイト、Mexico “alien baby” Rumors Killerがありましたので翻訳してみました。



メキシコの "エイリアン・ベビー" 騒動

発端は2007年5月のことでした。メキシコ、メテペック郊外にある農場主、マリオ・ロペス・モレノ "Mario Lopez Moreno" という人物がエイリアンを捕獲したと言い出したことです。

※メテペック郊外の農場主、マリオ・ロペス・モレノ 。

農民ロペスは5月11日に、ねずみ用のトラバサミでこの奇妙な生物を捕まえました。しかし、神のためにそれを殺処分することを決断しました。2回水に漬けましたが、その生き物は生き延びました。しかし、3回目は数時間水に漬けて、最終的に溺死しました。

※メテペック・モンスター捕獲時の写真、別カット。

この事件がメキシコの有名なUFO専門家、テレビの司会者であるジェイミー・マンスフィールドの注目を引き、彼は結果的にこの事件の直接的なプロモーターとなります。

インターネット番組で作成されたこの番組に、助手としてエンジェルと呼ばれる人物、エンジェル・パラシオス・ヌニェス "Angel Palacios Nunez"が登場します。職業は獣医助手です。調査が深まるにつれて、この獣医助手が謎を解く重要人物であることが判明します。

2007年8月にはエイリアンを発見した、マリオ・ロペスが自動車の中で焼死しているのが発見されます。偶然の、この出来事をマンスフィールドや他のUFO専門家は、エイリアンの赤ちゃんを殺した復讐を他のエイリアンにされたのだ、と主張します。

2008年末、マンスフィールドはこのエイリアンの赤ちゃんをロペス氏の未亡人から受けとり、「専門家」チームに鑑定を依頼します。専門家は人類学者、超自然科学者、法医学者と歯医者からなり、生物学者は含まれませんでした。

※ミイラ科したメテペック・モンスター。


※ミイラ科したメテペック・モンスターの別カット。

2人の専門家は、これはただの猿だと言いましたが、別の専門家は歯の数が猿とは一致せず、背骨の数が他の霊長類と異なるので、これは猿ではないと主張しました。また別の専門家はこのクリーチャーは脳が良く発達しているので頭の良い、機敏な生物であると推測しました。

2009年にマンスフィールドはこのエイリアンのDNAの鑑定結果を発表しました。それはこの生物のDNAが地球上のどの生物とも一致しない、というものでした。

この事件はドイツ最大の発行部数を誇る新聞、Bildでも報道され、欧州に広く知られるようになります。



この事件の真実はデマです。

エンジェルと呼ばれる小太りの助手が調査でビデオに映り真実が発覚します。外国の研究者が爬虫類のフォーラムで彼のFaceBookを発見します。彼は剥製部門にいましたが獣医助手ではなく匿名でした。フォーラムにはエンジェルが作成した上手な剥製の写真が掲載されていました。

エンジェルの本名は、ちょっと小太りの弟、本名はウルソル・モレノ・ルイズ "ursolic Moreno Ruiz"。彼はマリオ・ロペスの農場の甥でした。

2010年に彼はフォーラムで、エイリアンの赤ちゃんの身体は彼が作ったことを発言しました。彼は小型の猿(リング・モンキー、またはティティ・モンキー)の身体の皮を剥き、耳を削除し、他の動物の材料を混ぜた。彼はこの作り物を後で、ジェイミー・マンスフィールドに30万メキシコ・ペソ(201万円)で売却したことを述べました。(ソースにはFBフォーラム画面のハードコピーあり。)

結論は、このエイリアンはサルの標本の加工物です。全てが全くの詐欺です。

ウルソルはこれは冗談だった、彼が創作した標本を世界中が見て、真剣に考え、多くの科学者が誤った判断をしたのは幸せだった、と言いました。



エイリアン、それはただのサルだった。

実際には生物学者の目にはハリウッド映画の様なモンスターの姿は不思議ではありません。この標本が、メキシコや南米の多くに生息するサルに非常に良く似ているということは、とても早い段階で指摘されています。

リスザルとこの生物の頭蓋骨を比較すると、ほぼ一致します。

※メテペックモンスター頭部(左)とリスザルの頭蓋骨(右)の比較。ほぼ完全に一致します。


※野生のリスザル。



DNA鑑定、結果は誤解

さて、DNA鑑定の結果はどのように説明したら良いでしょうか。これはMexigenと呼ばれる検査です。スペイン語で書かれた報告書には、「サンプルはDNAを検出しませんでした。」となっています。

これは2つの可能性を示しています。

ひとつは生物学的DNAの先頭が含まれていないこと、もうひとつはDNAの劣化、破壊により検体のDNAが検出できなかった可能性です。

実際にこの宇宙人を作ったウルソールは、これを作る際にDNAに損傷を与える可能性のあるタンニン酸処理(なめし処理に使われる)をしたことを、フォーラムで発言しています。また、DNA検査はこの標本が作製して1年以上時間が経過し、サンプルの保存状態が良くない状況で行われていることから、正常な検査とは言えません。

しかし、これがUFO専門家にかかると、「DNAを検出していない」ということが「DNAが一致する地球上の生物はいない!」ということになります。この言葉は必ずしも誤っているとはいえません。DNAが検出されなければ、地球上の何と相違しているのかが分らないのですから。(ソースに『禁断のスクープ 大暴露!!超常現象マル秘Xファイル』画面に映ったDNA鑑定報告書あり。)



農民の死はエイリアンの復讐ではなかった。

もうひとつの不可解な出来事はロペスの死です。エイリアンを発見して3か月後に、農場でロペスが死亡したことは、本当にエイリアンの復讐なのでしょうか?

調査をすると、ロペスはただの農民ではありませんでした。地元のラジオ局を経営し、素百人規模のタクシー運転手の運営チームを形成している地域の有名人でした。警察は彼の死を事故だとは思っていません。金融紛争の伴う事件だと見ています。メキシコの治安情勢では、地域の有力者が殺人に巻き込まれることは珍しいことではありません。

海外ではすでにこの事件は古いニュースで、"エイリアンの赤ちゃん"の茶番はすでに終了しています。広告塔となったマンスフィールド先生のエネルギーはすぐに他のUFO事件に向けられました。

唯一、言葉の壁のため、中国にこの情報は知られていません。

(2012年の12月にも再度、テレビで放映した日本も同様ですね…。)

この記事は、Mexico “alien baby” Rumors Killerの翻訳(一部略)です。

【関連リンク】
Chasing UFOs: Alien Baby Farm ナショジオブログの記事。新鮮なミイラの画像あり。
'Alien baby' stumps experts 欧州でこの事件を広めたBild.deの記事。動画あり。
Alien in Mexico garip yarat?k - YouTube Bild.deの動画。Youtubeにも上がっています。

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posted by 桜 真太郎 at 01:06 | Comment(0) | UMA