2012年09月18日

謎のUMA 巨大類人猿 ビッグフット "Big Foot"


※1967年に撮影された有名な「パターソン・フィルム」のビッグフット。

北米の森林地帯で目撃されるビッグフットは、最も有名な未確認生物、UMAのひとつです。原住民の間ではサスカッチ、サスクワッチ"sasquatch"と呼ばれています。

アメリカからカナダにかけての太平洋岸北西部の森林に生息している、大型で毛深い二足歩行のヒューマノイドです。

科学者たちの多くはビッグフットの存在を割り引いて考えています。物的証拠の不足、育種集団を形成するには数が不足していることなどから、生きている動物ではなく民間伝承、誤認、およびいたずらのコンビネーションと考えています。

しかし、数人の科学者、たとえばジェーン・グドール "Jane Goodall"とジェフリー・メルドラム"Jeffrey Meldrum"は、この生き物に興味を持ち、このクリチャー(創造物)の存在を証明しようとしています。

ビッグフットは500ポンド(230kg)を超える体重、6〜10フィート(2〜3m)の身長を持ち、暗褐色または赤褐色の毛で覆われた、大きな毛むくじゃらの猿のような生き物だと報告されています。


※パターソン・フィルムに写ったビッグフットの拡大写真。

目撃したと主張する者たちによれば、落ちくぼんだ大きな目、張り出した額と眉の尾根、低い鼻を持ち、頭のてっぺんは丸く、雄ゴリラに似ているという。ビッグフットはまた、目撃者により一般的に強い不快な悪臭を有することが報告されています。

ビッグフット"Big Foot"の名前の由来は文字通り、巨大な足跡が発見されたことによります。8インチ(20cm)〜24インチ(60cm)の足跡が発見されています。足は5本の指先を持ち、いくつかには爪のあとも見られました。

ビッグフットは雑食で夜行性であると考えられています。

最近、アメリカでビッグフットが実在するのではないかという機運が盛り上がり、研究が進められています。

2012年6月10日の読売新聞にも記事が掲載されました。

2012.06.10 [ワールド・ビュー]「ビッグフット」真偽探究 東京朝刊

 ◇ワシントン支局 山田哲朗 

グローバー・クランツ博士を初めて見たのは、昨年、ワシントンDCにあるスミソニアン博物館の一角だった。博士は2002年に亡くなっている。私が出会ったのは、残念ながら博士と犬の骨格標本だ。愛犬クライドとたわむれる生前の写真そのままの格好で、骨が展示されている。

ワシントン州立大の人類学教授だった博士には「ビッグフット・サスクワッチの証拠 人類学者が思い切って言う」という著書がある。米国やカナダでは、身長2〜3メートルのゴリラのような未知の動物ビッグフット(別名サスクワッチ)の目撃や足跡の報告が絶えない。もちろん死体やデオキシリボ核酸(DNA)などの「動かぬ証拠」はないため、目撃者はばかにされ、宇宙人や「ネッシー」と同次元のたわごととして片づけられてきた。

「ビッグフットが実在する可能性はせいぜい10%」と考えていた博士だが、一つの足跡を見て「100%に上がった」と確信した。それは、けがか病気でゆがんだ長さ43センチの右足の跡だった。〈1〉新種の二足歩行動物がいる〈2〉足の骨格の知識がある専門家が、片足だけ変形した型を作り、夜中にわざわざ山奥に足跡をつけて回る??。どちらがより合理的な説明か。博士は〈1〉の説明を取らざるを得なかった。

博士から足跡のコレクションを引き継いだアイダホ州立大のジェフリー・メルドラム准教授(人類学)の研究室にも、足紋がある足跡、切り傷が治ったあとが残る足跡、泥ですべった足跡など、偽造とは考えにくい型が多数ある。准教授の分析によれば、足先の部分以外は曲がらない人間の平板な足と違い、ビッグフットの足は、足の裏の真ん中から折れ曲がる柔軟な構造だ。

長く冷遇されてきたビッグフット研究だが、変化の兆しはある。ビッグフットを探す民間チームを追ったテレビ・シリーズが人気を集めたからだ。チームは、暗闇でも物の形がはっきり見える最新の暗視装置など現代のハイテクを駆使。夜行性で、少しの光も嫌うビッグフットの姿を録画しようとしている。

まじめなクランツ博士は晩年、何百という足跡や、1967年に撮影された、メスが河原を歩いて立ち去る映像「パターソン・ギムリン・フィルム」では世間を説得できないことを悟り、骨格標本を獲得する以外に証明方法はないと思い詰めていた。

とっぴなアイデアも真剣に検討するのが米国の懐の深さだ。自分の意見を言うのも奨励される。3年滞在した私も感化された。思い切って言えば、クランツ博士と並んでビッグフットの骨がスミソニアンに並ぶ日は、いつか来ると思う。



※左:ギリースーツを着用した兵士 右:パターソンフィルムのビッグフット

この、盛り上がりを象徴するような事件が2012年8月26日に起こりました。アメリカモンタナ州のハイウェイで「ギリースーツ」呼ばれる迷彩服を着て、ビッグフット騒ぎを起こそうとした男性が自動車にひかれて死亡した、というものです。

CNNニュース(日本語)


※有名なパターソンフィルムのオリジナル動画。Discoveryチャンネル。


※Part2はこちら。上の動画をコンピュータ処理して鮮明にしています。


※2012年9月にワシントンDCの森で撮影された最新のビッグフット。


※上記のソース動画。

とりあえず途中ですがあげておきます。
追って加筆します。

【関連リンク】
ビッグフット - Wikipedia 日本語wiki。
Bigfoot - Wikipedia 英語Wiki。まずはここから。
Patterson-Gimlin film - Wikipedia  有名なパターソン・ギムリン・フィルム(パターソン・フィルム)の解説。日本語なし。
Bigfoot Field Researchers Organization
Bigfoot Encounters

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posted by 桜 真太郎 at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | UMA

2012年05月30日

写真で見るネッシーの歴史


※ネッシーの正体とされるプレシオサウルスのイメージCG。

ネス湖のネッシー。

ヒマラヤの雪男と並んで、世界で最も有名な未確認生物がイギリスのネス湖に生息するといわれる、海竜型UMAのネッシーです。

姿形はいわゆる海竜(首長竜)といわれるプレシオサウルスに良く似ています。日本産海竜で有名なものはフタバスズキリュウが挙げられます。

ネッシーの歴史はネッシーとされる画像(写真)の歴史でもあります。

フラットウッズ・モンスターの記事を書いた際に、ネッシーの有名な「外科医の写真」を掲載しました。その画像を探しているときに、ネッシーの有名な画像を時系列に並べたページが見つかりました。面白かったので、紹介したいと思います。

サイトはここです。
http://www.loch-ness.org/surfacepictures.html

画像および解説は上記サイトと英文wikiを中心に、他のサイトの情報も加味して掲載しています。日本語Wikiにはない、ネッシー発見の時系列の情報が英文wikiには記載されています。

1933年 ヒュー・グレイの写真"Hugh Gray Photograph"

1933年11月、イギリスのアルミニウム会社に勤務する、ヒュー・グレイという会社員が撮影したネッシーの写真。世界初のネッシーの写真とされています。彼は湖面から15mほど上の崖の茂みを歩いていました。以前にも怪物を目撃したことがあるので、カメラを持っていました。撮影距離は200m。翌日の新聞に掲載された有名なネッシーの写真です。コダック社の鑑定によれば、ネガには改造の後は無いということです。しかし、写真がぼやけているため根強い批判があります。


批判派がヒュー・グレイのネッシー写真を、Photo Shopで明るさ、コントラストを加工したもの。ラブラドール・レトリバーが棒をくわえて泳いでいるのではないか、と推測してます。

そう言われると、犬にしか見えません…。

1934年 マーマデューク・ウエラゼルの写真"Marmaduke Wetherell Photographs"

いわゆる「外科医の写真」 "The So-Called "Surgeon's" Photograph"

1934年 イギリス、デイリーメイルで報道されたネッシーの記事。これが有名な「外科医の写真」です。

1934年4月の早朝、ロンドンの外科医(実際は産婦人科医)、ロバート・ケネス・ウィルソン"Robert Kenneth Wilson "が友人と共に鳥の写真を撮りにネス湖を訪れ、突然湖面に現れたネッシーを、持っていたカメラで撮影したとされています。この写真はイギリスの新聞、デイリー・メールに掲載され、『外科医の写真』と称されて話題を呼びました。岸が写っていないため、ネス湖を撮影したという証拠はありませんでしたが、首長竜を思わせる長い首がはっきり写されており、長らくネッシーの代表的写真として知られてきました。

医師は科学的知識、社会的地位があるので信頼性が高いネッシー実在の証拠として、長らく論拠とされてきた有名な写真です。

しかし1993年11月、クリスチャン・スパーリング "Christian Spurling" (映画製作会社社長、大型動物ハンター)が死の間際に、この写真がトリックであったと証言しました。首謀者は彼の養父マーマデューク・ウェザラル "Marmaduke Wetherell" です。彼らは自分たちの発見したネッシーの足跡が、当時一般的な傘立てとして使われていた、乾燥したカバの足でつけた偽物と判定され名誉を傷つけられたと考え、仕返しにおもちゃの潜水艦に30cmほどのネッシーの首の模型を付けた物を撮影しました。そして、知人であるウィルソンの医師という社会的地位に目をつけ、偽証を依頼したのです。エイプリルフールのジョークのつもりでしたが、世界的な話題になってしまい引くに引けなくなってしまったそうです。


「外科医の写真」に関わった1人が死の直前に告白した撮影方法。おもちゃの潜水艦に小さな木の頭部をつけて撮影しました。


ネッシーが小さいことがわかる、50年後に公開された遠景からの写真。


ネッシーが模型であることがわかる動かぬ証拠写真。すこし小さくてわかりにくいですが、中央白い服を着た人物(マーマデューク・ウェザラル "Marmaduke Wetherell")が手に持っているのが、撮影に使用した模型です。


上の写真、マーマデューク・ウェザラル "Marmaduke Wetherell"の部分を拡大してみました。手に持ったネッシーの模型がはっきりと見えます。


「外科医の写真」遠景の別カット。

1934年 エドワード第一準男爵遠征の写真"Sir Edward Mountain's Expedition's Pictures"

最初に組織された遠征のうちの1つが、1934年にサー・エドワード・マウンテン "Sir Edward Mountain, 1st Baronet"のそれでした。エドワード第一準男爵は保険業で財を成した人物です。

不運にも、彼らはカメラを失業した労務者に預け、湖のそばに座らせて写真を撮影させることを決定しました。1934年7月13日から5週間、20人の男性(失業者)に9時から5時まで湖を見張らせました。賃金は週に2ポンド。忙しい準男爵は長期間、湖にいることができなかったのでしょう。

何より悪かったのは、撮影されたネッシーの写真すべてにボーナスを提供することを約束したことです。ボーナスの額は10.50ポンド。

結果は予測どおりです。彼らは21枚の写真を撮影しましたが、決定的なものはありませんでした。

そのうちの1枚がこの写真です。

【関連リンク】
Sir Edward Mountain, 1st Baronet - Wikipedia サー・エドワード・マウンテンの解説。英語。

1934年 アダムスの写真"Adams Photograph"

この写真は、どうみても大きな海生動物の一部であるように見えます。不運にも、ネス湖は海ではありません。結論はあなた自身でお考えください。


1951年 ラクラン・スチュアートの写真 "Lachlan Stuart Photograph"

誰が誰をからかっているのか?

この写真、水生生物のこぶをまじめに見ることはできません。もし、ネス湖のモンスター、ネッシーがこのような行動をするのなら、もっと頻繁に目撃されることでしょう。

1970年代にネス湖プロジェクトのメンバー、リッキー・ガードナー "Ricky Gardiner"は写真が撮影された正確な場所を特定しました。

その場所は非常に浅い水の中でした。写真左下に岸に当たって砕ける白波が見えています。このことからも岸に近い、浅い場所であることが判ります。

1999年に亡くなった有名な地元の著述家、リチャード・フレール "Richard Frere" は、実際にラクラン・スチュアート "Lachlan Stuart"が、偽造写真を撮影するため現場で作業している様子を目撃していました。

それは、防水シートで覆われた3つの干し草の俵でした。

ウェブでこの写真が偽造だという事実が公開されると、そのサイト "Loch Ness - The Monster"の管理者はラクラン・スチュアートの友人の一人から非難の手紙を受け取りました。

そのことは彼の友人であった写真家まで、どれほど良くだまされていたかを示しています。

最近、ネス湖センターに呼ばれた彼の息子も驚いていました。彼は父親が写真を偽造したことを知りませんでした。

もし、あなたが真に迫ったいたずらを実行したとすれば、真実を誰にも話してはならないことは理解できるでしょう。

それもまた人生です。

1955年 マクナブの写真 "MacNab Photograph"




196*年 コックレルの写真 "Cockrell Photograph"


1972年 ラインズの水中写真 "Rines under water Photograph"


1975 シールズの写真 "Shiels Photograph"


1986 ハームスワースの写真 "Harmsworth Photographs"






※解説は追って追記します。

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posted by 桜 真太郎 at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | UMA