2014年01月25日

タスマニアの巨大生物1 タスマニアキングクラブ(タスマニアオオガニ)


※船上に水揚げされたタスマニアキングクラブ(タスマニアオオガニ)。


※タスマニアキングクラブとタカアシガニ。世界最大のタカアシガニと比較しても大きいカニです。

オーストラリア南部にあるタスマニア。北海道の8割ほどの大きさの島です。この島にはタスマニアンデビル、タスマニアンタイガーなど変わった生物が生息していますが、世界有数の巨大生物も生息しています。

この記事ではそのうち、タスマニア・キングクラブをとありげます。和名:タスマニアオオガニ、英名:Tasmanian giant crab(タスマニアン・ジャイアントクラブ)、学名:Pseudocarcinus gigas 。タスマニア・キングクラブは英語の通称名の一つです。

オーストラリア南西部とタスマニア島近辺の海域の深度20〜800mの深さの海に住んでいます。多く生息している水深は140m~270mです。甲幅は46cm、体重13kgを超える巨大なカニです。大きさでは世界最大のタカアシガニ(脚を広げると3m以上)にはかなわないものの、重さと甲羅の大きさは優っています。

1992年頃から水産資源として漁獲されるようになりましたが、成長が遅く資源保護のため2004年から年間漁獲量を62.1トン(137000ポンド)に制限しています。

2012年5月に甲幅38cm、重さ約6.8kgの巨大な個体が捕獲され、イギリスの水族館に3千ポンドで売却されたことがニュースになりました。2012年5月のレートは1ポンド126.8859円なので約38万円です。

※2012年に報道された時の写真。クロード "Claude" という名前が付けられました。


※別カット。磯で良く見かけるイソガニとの比較。

Tasmanian_Giant_Crab_01.jpg
ロンドンの水族館「シーライフ "SEA LIFE London Aquarium"」の水槽に入れられるクロード "Claude"。
Tasmanian_Giant_Crab_02.jpg
※別カット。ニュースの少女が持っている写真に較べると小さく見えます。

さて、これだけ巨大なカニ、日本人ならどこで食べられるか、値段が気になりますよね。色々調べましたが、東南アジア、香港やシンガポールのレストランに生きたまま輸出されるケースが多いそうです。

オーストラリアではコースで300~400ドル位だそうです。オーストラリアで一般的なマッドクラブ(ノコギリガザミ)が100ドル程度で2人で食べられることを考えるとかなり高価です。

具体的なレストランはひとつ見つかりました。シドニーの中華街にある"Golden Century Seafood Restaurant "です。

ここではタスマニアキングクラブが1kgあたり140ドルで食べられます。しかし、1匹の重さが5kg~7kgなので複数皿の料理になり、料金も700ドルから1,000ドル近くになります。本日のレートが1AUD = 94.8円なので小さい5kgのカニでも6万円以上の料金となります。

水槽に入ったタスマニアンキングクラブ。
http://www.weekendnotes.com/im/004/05/goldenc7.jpg

オーストラリアで一般的なノコギリガザミ、マッドクラブと比較してもやはり高価です。タスマニアキングクラブは食味も非常に優れているそうです。ノコギリガザミと比較しても高価で繊細な味わいということ。

オーストラリア、タスマニアに行ったときにはぜひ一度味わってみたいものです。

Tasmanian_Giant_Crab_07.jpg
※海中のタスマニアジャイアントクラブ(タスマニアキングクラブ)の生体。

Tasmanian_Giant_Crab_08.jpg
※別カット。ダイバーとの大きさに注目。


※2012年にクロード "Claude"がロンドンの水族館に収められるときの映像。


※ダイバーが撮影したタスマニアキングクラブの生体。貴重。

【関連リンク】
タスマニアオオガニ - Wikipedia 簡単な解説。
怪物タスマニアオオガニが英国に出荷 2012年の巨大個体捕獲の記事。英語。
Golden Century Seafood Restaurant 6種類のおすすめ料理。タスマニアジャイアントクラブの調理、価格あり。

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posted by 桜 真太郎 at 22:14 | Comment(0) | 巨大生物

2012年12月01日

タイの巨大淡水エイ ヒマンチュラ・チャオプラヤ


※2009年1月に捕獲されたタイの巨大淡水エイ。

巨大淡水エイ、淡水の巨大魚のなかでも最大級の怪物です。英語では"Giant freshwater stingray" 「巨大淡水アカエイ」、日本名はなく、学名"Himantura chaophraya" の音読みです。

南米にも巨大淡水エイが生息していますが、タイの巨大淡水エイの方が生息数も多く有名だと思います。

英文wikiの概要を翻訳してみました。

巨大な淡水エイ、ヒマンチュラ・チャオプラヤ "Himantura chaophraya "はアカエイの一種で東南アジアの河口や河川に生息する固有種である。個人からの報告であるが、世界最大の淡水魚のひとつである、ヒマンチュラ・チャオプラヤはメコン川で500〜600kgの個体が報告されている。しかし、タイの巨大淡水エイは乱獲と生息地の喪失により絶滅の危機に瀕している。ニューギニアよ北部オーストラリアに生息する、小さな淡水のアカエイは、巨大淡水エイと同種であると考えられていたが、現在では別種と認識されている。それらの淡水エイの学名は"Himantura polylepis"である。
---------翻訳ここまで。

タイの巨大淡水エイも巨大魚の例にもれず、絶滅の危機が心配されています。食用としての捕獲、スポーツフィッシングの獲物、他の魚種の漁による混獲などです。

不思議生物を絶滅させることなく、未来でも生体が見られると良いのですが、地元の人にとっては観光資源として経済活動との兼ね合いで難しい問題もあるのでしょう。


※小さいものは観賞用として販売されています。


※TOP画像の別カット。


※これも別カット。観光客に捕獲した巨大淡水エイを見せています。


生物学者ゼブ・ホーガン博士がカンボジアで捕獲した巨大淡水エイ


※捕獲された4mの個体と、目撃情報最大の7m、500kgの個体と人間の大きさの比較図。とんでもない大きさです。(画像クリックで大きくなります。)

【関連リンク】
巨大淡水エイ   ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトの本種解説。
Giant freshwater stingray Wikipedia 英文Wiki。解説コンパクトにまとまっています。
タイ都市部で見つかった巨大淡水エイ ナショジオ英語版。画像と動画あり。
Youtube "Himantura chaophraya"検索結果 生体の動画結構あります。

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posted by 桜 真太郎 at 23:54 | Comment(2) | 巨大生物