2011年11月15日

新江ノ島水族館 深海コーナー「深海l 〜JAMSTECとの共同研究〜」


新江ノ島水族館深海コーナーを撮影した映像、全体が良く判ります。

久しぶりに新江ノ島水族館に行き、深海コーナーの写真を撮ってきました。

以前にも書きましたが、新江ノ島水族館の深海コーナーは海洋研究開発機構:JAMSTECと共同研究をしているため、日本、いや世界でも有数の充実度を誇っています。現在の目玉は化学合成系の生態系を再現した大水槽です。

ユノハナガニ、オハラエビ、チューブワームの生きた生態系が見られるのは深海生物ファンにとってたまらない魅力です。

その他、不定期に世界初公開の深海生物の生体が展示されるので、ぜひ年間パスポートを入手して定期的に見に行きたいものです。入場料2回分の料金(大人4,000円、小学生2,000円)で1年間有効なパスポートが購入できます。

このパスで様々な割引も受けられます。館内のソフトクリーム100円引き(不定期ですが最近はいつもやっています。)、向かいのデニーズの飲食料金5%引きなどです。深海生物ファンにはマストアイテムといっても良いでしょう。

私はソフトクリームも大好きなので、とてもありがたいサービスですw また館内では軽食しか販売していないので、ちょっと食事をしたいときには向かいのデニーズが一番近く、この5%引きもグッドです。

コーナー右側からからすべてではありませんが、展示物を写真に収めました。

※2012年7月14日に深海コーナーが大幅リニューアルし、標本類は「深海II 〜しんかい2000〜」のコーナーに移動しました。従来の深海コーナー(ここ)は「深海l 〜JAMSTECとの共同研究〜」という名前になりました。


ホウライエソ(標本)


スケーリーフット(標本)


シロウリガイ(標本)


カイコウオオソコエビ(標本)


ゴエモンコシオリエビ(化学合成生態系水槽)


オハラエビ(化学合成系生態系水槽)


サツマハオリムシ(化学合成生態系水槽)


エゾイバラガニ(ミルクガニ)小さい!


ユノハナガニ


深海ウニ、イソギンチャク、ヤドカリ


オオグソクムシ


ダイオウグソクムシ ※2011年12月11日現在、7体展示されています。


2005年に展示されたオオグチボヤ。現在は展示終了しています。


オオグチボヤ解説プレート。


コトクラゲ(2005年に展示)。解説プレートの写真がピンボケだったので書き起こしました。
コトクラゲ Lyrocteis imperatoris
コトクラゲはクシクラゲの仲間で昭和天皇により1941年に採集され、京都大学の駒井卓博士によって命名されました。学名にimperatorisとあるのは、発見された昭和天皇にちなんでいます。クラゲ類は普通は浮遊生活するのですが、本種は底質に付着して生活する非常に珍しいクラゲで、クラゲ研究者でも見たことがない珍品中の珍品です。採集されたのは天皇陛下が採集されて以来で、しかも生きたまま展示されるのは初めてでしょう。色は橙、黄、水玉など様々な色があるようです。
展示個体は、2005年7月25日〜8月3日に行われた海洋研究開発機構の無人探査機「ハイパードルフィン」潜航調査によって、鹿児島県野間岬沖の水深約200mから採集されました。



タカアシガニ ※深海コーナーとは少し離れたところに展示されています。


イガグリガニ。タカアシガニの水槽に入っていましたが深海コーナーに移動してきました。2012年3月11日撮影。


ゴエモンコシオリエビのアップ。硫化水素濃度と生存率の研究用。2012年3月11日撮影。


オオホモラ。生体の展示は珍しい。背中に背負った2本の足が特徴的です。2012年3月11日撮影。


ウミエラの一種。2012年7月30日撮影


ダイオウグソクムシのプラスティネーション標本。特殊な処理をして成分の一部をプラスティックに置き換えた標本です。手で直接触ることができます。


このほかにコーナー入り口にプラズマディスプレイが置いてあり、JAMSTEC撮影の貴重な映像が放映されています。また反対側の角に深海生物の標本が展示されたガラスケースがあります。全体の構成はこの記事TOPの動画を見ると良く判ります。

深海生物の展示のほかにも相模湾の魚を中心に展示があり、タカアシガニの生体も常設展示されています。また生物を直接触れるタッチングプール、イルカショー、相模湾大水槽のダイビングショーなど、ショースケジュールも充実しています。

家族や友人、恋人同士でも楽しめる、湘南を代表する施設のひとつです。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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【関連リンク】
深海コーナー 新江ノ島水族館 深海コーナーの解説。目玉生物情報もあり。
年間パスポート 新江ノ島水族館 年間パスポートの案内。割引情報あり。
新江ノ島水族館 えのすいトップページ

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posted by 桜 真太郎 at 16:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 深海生物

2011年10月31日

おいしい深海生物 Top10

深海生物を調べていたら、美味しいものがたくさんあることを思い出しました。

タラバガニ、ズワイガニ、ホタルイカ、ギンダラなど普段食べているものの中にも深海生物はたくさんあります。

面白そうなのでちょっとまとめてみました。

日本で普通に食べることのできる食材を選び、順位はレア度、味わいで判定しました。ボーナスポイントとして見た目の不気味さ、インパクトも加味しています。★五つが最高です。

レストラン等で食べられるところ、通販で購入できるところもリンクを貼りました。

第1位 アカザエビ

レア度 ★★★
味わい ★★★★★

日本固有種の最も値段の高いエビのひとつ。フレンチ、イタリアンの「手長エビ」のイメージが強いエビですが、地産池消でちょっと良い居酒屋、寿司屋でも食べられます。

刺身で良し、半生に火を通しても良し、最高に美味しい深海エビです。

アカザエビ 市場魚貝図鑑 食材としての詳細な解説。
アカザエビに関連するお店 [食べログ]



第2位 イバラガニモドキ

レア度 ★★★
味わい ★★★

関東から三重県付近を南限とする深海ガニ。タラバガニの仲間。

英語ではGolden King Crab。普通のタラバガニはRed King Crab、アブラガニはBlue King Crab。いずれもキング・クラブで最上級のカニです。

関東以南ではめずらしいカニですが、北海道ではかなり採れるため通販での購入も可能です。

新鮮なものを食べたことがありますが、味はタラバより落ちます。このカニも美味しいカニですが、味わいはズワイガニ、食味・触感はタラバガニにはかないません。

一度は食べてみるのも面白いと思います。

イバラガニモドキ 市場魚貝類図鑑 食材としての詳細な解説。
イバラガニに関連するお店 [食べログ]



第3位 アンコウ(キアンコウ)

レア度 ★
味わい ★★★ (アンキモだけなら★★★★★)
不気味 ★★★★

冬の定番食材ですが、不気味さは姿が見えて、食材となる深海生物の中では特筆ものなので3位にしました。

鍋も良いですが、何といってもアンキモ。アンキモは煮つけで良し、蒸してもみじおろしとあさつき、ポン酢で食べても最高ですね。

キアンコウ/鮟鱇 市場魚貝類図鑑 食材としてのアンコウを詳細に解説。
あんこうランキング [食べログ]



第4位 ランプフィッシュ

レア度 ★★
味わい ★★
不気味 ★★★★★

2011年のお正月にネット上で話題となった、横浜の某カフェのおせちに使われていた、キャビア代用品の卵が採れる魚です。

不気味ですね。


この魚の卵がこのような製品になります。

立食パーティなどで出てくるキャビア(のようなもの)は、これが使われている場合が多いでしょう。味、プチプチ感、色合いとも本物のキャビアには遠く及びませんが、気軽に食べるには良い食材です。ランプフィッシュキャビアは50gで600円くらいから購入できます。

余談ですが近年、日本でもチョウザメの養殖が盛んに行われ、国産のフレッシュキャビアが手軽に入手できるようになりました。Googleで「国産キャビア」を検索すると大量にHITします。価格は決して安くなく30gで10,000円から12,000円くらいと、ロシア産ベルーガと変わらない値段です。

キャビアに関連するお店 [食べログ]
amazon.co.jp キャビア検索結果
amazon.co.jp キャビア代用品検索結果

ランプフィッシュの卵は本物キャビアの1/10以下の値段です。

「キャビア」検索結果はこちら


第5位 オオエンコウガニ

レア度 ★★ (一匹まるごとは★★★★)
味わい ★★★

姿を見たことのある人は少ないでしょうが、ほとんどの人が食べたことがあると思います。

カニ缶に「まるずわいがに」と書かれているものが本種です。また冷凍のカニコロッケの原料などにも良く使われています。スーパーでカニ缶とカニコロッケの原材料を確認してみましょう。

私も姿のカニを食べたことはありませんが、通販などで入手できるようです。味は上品な白身で甘みがあって美味しいそうです。

缶詰なら簡単に入手できます。マルハニチロからそのものズバリの「まるずわいがに」の缶詰も発売されています。

オオエンコウガニ 市場魚貝類図鑑 食材としての本種の解説ページ。詳しい。
マルズワイガニ(おさかなギャラリー) マルハニチロの本種解説ページ



第6位 銀だら

レア度 ★
味わい ★★★

家庭で、居酒屋でなじみ深い美味しい銀だらですが、日本人の食卓に上るようになったのは1962年からとされています。北太平洋の北海道沖、アラスカ沖、カリフォルニア沖の水深300mから600m付近に生息する深海魚です。

日本の家庭で切り身の魚が抵抗なく受け入れられるようになったこと、漁船および漁業技術の発達により深海の魚を安定的に漁獲できるようになったことが日本で普及した要因と言われています。冷凍技術の発達、日本人の嗜好が脂の多い魚を好むようになったことも追い風になったものと思われます。

一部、国産や空輸の生の銀だらも流通してますが、ほとんどが「ドレス」と呼ばれる冷凍の棒肉で取引をされています。


1980年代の頃は安くておいしい魚で、煮つけなどでよく食卓に上ったものです。最近はかなり良いお値段になってきました。

なじみ深い魚であるにも関わらず、最近開発された深海魚ということはあまり知られていないと思いますので6位にしてみました。

ちなみに、「ダイオウホウズキイカ」の記事にも出てきたマジェラン・アイナメ(銀ムツ・メロ)は似たような食味ですが、別種の魚です。銀ダラの代用魚として開発されました。

美味しそうな銀だらの西京焼き。

Amazon 銀だら検索結果 お買い物はこちらから。
銀だらのレシピ 189品 [クックパッド] 家庭料理なので飲食店ではなく、レシピのリンクにしました。

ギンダラ - Wikipedia まずはここから。
ギンダラ 市場魚貝類図鑑 食材としてのギンダラの詳しい解説。
−漁業技術の画像集−ギンダラ底延縄漁業 ギンダラ漁黎明期の学術的な解説と貴重な写真。
母船式底魚漁業−漁業技術の画像集− ギンダラ漁黎明期の学術的な解説と貴重な写真。
マジェランアイナメ - Wikipedia 銀ムツ、メロ。銀だらの代用魚ですが、こちらも美味しい魚です。





とりあえず、下書きですが公開します。

あと、ミルクガニ、タカアシガニ、ゲンゲなどを書きたいのですが、カニばかりになってもバランスが・・・。下位はもう少し考えて掲載します。

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posted by 桜 真太郎 at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 深海生物