2014年12月01日

ブルガリアの予言者 ババ・ヴァンガ "Baba Vanga" 2015年の予言

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ブルガリアの予言者 ババ・ヴァンガ "Baba Vanga"」の記事を2013年12月に書きました。数千年先の未来までの予言がなされ、宇宙人とのコンタクト、はては人類が別に宇宙に移動するという、驚くべき内容でした。

2014年の11月にこの予言者、ババ・ヴァンガの新しい予言が公開され、ニュースとなりました。ブルガリアの政権が2014年の選挙で変わったことにより、国家機密となっていたヴァンガの予言の一部が公開されたのです。

ババ・ヴァンガ(英語:Baba Vanga、ブルガリア語: баба Ванга)

1991年1月31日〜1996年8月11日。第二次世界大戦が終結し、ブルガリアが共産圏となった後、ヴァンガは政府予算を計上され、国家公認の予言者として認定されました。

ブルガリアでは知らない人はいないと言われる盲目の予言者です。亡くなった時には新聞1面のニュースになり、大統領も葬儀に参列しました。

そのヴァンガの新たな予言が公開されたのです。二つのソースをもとにまとめてみました。

ババ・ヴァンガの予言2015

ブルガリア語のニュースサイトnovini.bgの記事です。ロシアの専門家が予想する、ババ・ヴァンガの2015年の予言です。翻訳に誤りがあればコメント等でご指摘ください。

2015年の初めには、世界の多くの国、特にヨーロッパで革命的な意識、財政難と資源危機が起こる。これは世界の国々の力関係を再構築する契機となる。このような状況は、特にロシアと中国に関係してくる。

2015年は、宇宙科学の興味深い発見がある。預言者によると、ロシアは、全世界を驚かせる発見をする。これは文明の発展に大きくかかわる内容である。

2015年の半ばには核戦争の脅威が大きくなる。特に中国とアメリカに関係がある。アメリカは金融危機の恐れがある。

ユーラシア大陸の南東部が、破壊的な津波で水没する恐れがある。水没する可能性があるのは、イングランド、ポルトガル、スペインの一部。一方、北米大陸とカナダで破壊的な竜巻が荒れ狂う。

アフリカ大陸では2015年の半ばに食料や新鮮な水の深刻な状況が発生する。伝染病も強い危険がある。

2015年の終わりには、2回目の核戦争の危険が大きくなる。これが現実になれば、私たちは地球の表面の大部分を放棄するようになり、世界的な大惨事と破壊に直面している。

「ロシアの声」日本語版でもニュースが出ています

ブルガリアの選挙でGERB党が勝利し、新政府となったボイコ・ボリソフ党首は、ヴァンガの予言を全面公開すると発表した。まずは国家安全保障委員会の保管庫に眠る、2015年の予言を公開することになった。

予言の驚くべき内容は次の通り。

・米大統領が退任する。政治家を引退するだけでなく、あらゆる特典を失い、訴追を受ける可能性もある。

・ロシア大統領も解任される。しかしそれは悲劇ではなく、社会も混乱しない。むしろ、ロシアはいよいよ飛躍のときを迎える。解任をしたのは現在の統治者(プーチン大統領?)であり、彼は以後も国をコントロールする。(皇帝になるのでしょうか?)

・ロシアの通貨ルーブルは、年内に非常に強くなり、米ドルよりも信頼性が高まる。

・ブルガリアはロシアとの関係を強化していく。

・病気の蔓延(恐らくエボラ出血熱を指す)は克服されず、世界中に広まり、シベリアとオーストラリア以外は病原菌で汚染される

いずれの記事もロシアが関わっているのでロシア寄りの内容となっています。果たして2015年は、どのような未来を迎えるのでしょうか。

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posted by 桜 真太郎 at 23:42 | Comment(1) | 都市伝説

2014年09月25日

スタジオジブリの都市伝説1 となりのトトロの怖い話


※画像クリックでAmazonに飛びます。左:DVD、右:ブルーレイ。

昭和30年代、美しい里山に囲まれた田舎の村に引っ越してきた小学6年生のサツキと4歳の妹メイ。おんぼろな家の隣には大きなクスノキの森があった。2人はここで不思議ないきものトトロに出会い、胸躍る不思議な体験をすることになる…。
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スタジオジブリの名作となりのトトロです。日本テレビの金曜ロードショーで2014年までに12回放送され、10回が20%越えの視聴率を記録するという国民的アニメ映画です。

このアニメに2007年頃からある都市伝説がささやかれ始まました。それは、「サツキとメイはすでに死んでいた。」というものです。

となりのトトロのストーリーは、サツキとメイ、お父さんが田舎に引っ越して、後半メイが行方不明になって探すお話です。これにまつわる都市伝説は次のようなものがあります。

池でサンダルが見つかった以降はメイは死んでいる

池で見つかったサンダルはメイのものと同じ色
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※池で見つかったサンダル

メイが行方不明になった以降、影が消えている、薄くなっている

さつきがメイを探しているシーンのお地蔵さんにメイの文字が見える
お地蔵さんとメイが並んでいるシーンを何故入れたのか? これも死を暗示させるモチーフではないのか?

サツキとメイ二人は母の病院に行った際、何故会わなかったのか?
既に死んでいたので会えなかったのではないか?母の有名なせりふ「今、サツキとメイが笑った気がする。」もこれを裏付ける。

トトロの名前の由来。所沢のお化けだからトトロ、あるいはノルウェーのモンスター、トロールから来ているのではないか。トロールは死神、あの世に人間を連れて行くともされている。だからトトロを見ることが出来るのは死んだ人、あるいは死期が近い人だけなのではないか。

メイとサツキに見えるトトロが何故、隣に住むカンタに見えないのか?
主題歌「さんぽ」の中で「子供の時にあなたに訪れる」と言いながら、隣に住んでいる寛太にはトトロは見えない。メイは最初からトトロが見えている、しかし、メイが行方不明になった後、トトロの木に向かって「妹のところに連れて行って。」と言った時からトトロが見えるようになる。これはトロル(トトロ)にあの世に連れて行かれたから、サツキにもトトロが見えるようになったのではないか?

トトロの舞台、埼玉県のあるところ。母の入院していた「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」が実在した。
「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」は重病の患者が入院する病院で生存率が低かったため、母も亡くなっていたのではないか、という都市伝説もある。

猫バスはあの世に繋がっている乗り物
さつきはトトロに、メイのところへ連れて行って欲しいと頼んだことにより、あの世に連れて行かれた。
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エンディングクレジットの、家族が元気で過ごしている場面は、父と母が若い姿に描かれている。これはサツキとメイが元気だった過去の姿を現しているのではないか?

「この物語はサツキとメイの魂の解放なんですよ。」
トトロの制作発表の際に宮崎駿監督が言ったとされる言葉である。

狭山事件との関連性
1963年5月にある事件が起こる。姉妹の妹、当時高校生が誘拐され、姉が探す。必死になって探し回るが、数日後、小道で妹の惨殺された遺体が発見された、という事件。この事件を「狭山事件」という。

狭山事件が起こったのは5月、主人公「サツキ」は「五月」、妹「メイ」は「MAY」(英語の5月)ではないのか。



少し昔の美しい日本の自然を舞台に、不思議な生き物トトロや地元の住む人々との交流を描いた「となりのトトロ」にも不思議な都市伝説がありました。

全部ではないですが、謎解きをしてみました。

池でサンダルが見つかった以降はメイは死んでいる
池で見つかったサンダルはメイのものと同じ色
色は同じで、良く似ていますが違うものです。
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※池で見つかったサンダル

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※メイのサンダル

メイが行方不明になった以降、影が消えている、薄くなっている
となりのトトロを見ていて感じるのは映像で時間の進み方を表現している点です。午後、日が落ちていくにつれて、夕闇が濃くなり影が薄くなるのはこのためです。これは美術ボードを担当した男鹿和雄氏が 『ジブリ・ロマンアルバム となりのトトロ』で言及しています。

さつきがメイを探しているシーン地蔵にメイの文字が見える
ポーズで確認しても文字はありません。「コマ送りで確認」としている解説もありますが、背景の美術ボードは1枚なのでポーズ(一時停止)で確認できます。
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サツキとメイ二人は母の病院に行った際、何故会わなかったのか?
これは父と母の楽しそうな様子を見て母の退院も近いと思い、会うのを思いとどまったのです。家から病院までの冒険を通じて二人が少しだけ成長した証です。

トトロの名前の由来。ノルウェーのモンスター、トロールから来ているのではないか。
北欧神話、スウェーデンの伝承には確かに「トロル」「トロール」(英語・スウェーデン語:"Troll")という妖精、人型モンスターが存在します。作中でサツキが「絵本に出てくるトロールね。」という通りです。有名な「ムーミン」も「ムーミントロル」というトロールの亜種です。

各種のゲームにも登場するのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

英文wikiで説明を見ると、孤立した山、岩、洞窟に家族で住む巨人です。身体は大きく、外見は醜く頭の回転は遅い人型モンスターとされています。スカンジナビアの民間伝承にはトロールが陽を浴びたことにより岩となった地形とされるものもあります。この、トロールが光に弱いという設定は後述する映画でも使われています。

2010年にはノルウェーで「トロールハンター」という映画が製作されており、この映画が良くイメージを表しています。

最近のネット用語でいえば「パワー系池沼」キャラであり、死神ではありません。
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※映画「トロール・ハンター」のイメージ画像。

猫バスはあの世に繋がっている乗り物
猫バスの行先は、「塚森 → 長沢 → 三つ塚 → 墓道 → 大社 → 牛沼 → めい」と変わります。これはメイの通った道を表していると考えられ、墓道はサンダルが見つかった沼の手前です。猫バスに乗るサツキはサンダルを脱ぎ捨てており、猫バスはサンダル(交通手段)を暗示させるものとなっています。

さつきがメイを探しているシーンのお地蔵さんにメイの文字が見える
メイが見つかった六地蔵は人間を助ける伝説のある仏様です。死を暗示させる神仏ではありません。

トトロの舞台、埼玉県のあるところ。母の入院していた「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」が実在した。
母が入院していた病院は、八国山緑地内にある下の新山手病院と東京白十字病院がモデルになっていると言われています。これらの病院は結核の療養施設です。結核は昭和20年代には国民病と呼ばれるほどの猛威を振るいましたが、1944年にストレプトマイシンが発見されてからは急速に死亡率が下がり、この物語の頃の死亡率は低いものとなっています。

エンディングクレジットの、家族が元気で過ごしている場面は、父と母が若い姿に描かれている。これはサツキとメイが元気だったころの姿を現しているのではないか?
そもそも、トトロのアップリケが服にあることが、過去の回想で無いことを表しています。また、過去の回想であればサツキとメイは赤ちゃんのはずです。

「この物語はサツキとメイの魂の解放なんですよ。」
この事実はなく、テレビ番組の『溜池Now 第1回都市伝説サミット「アニメ編」』で島田秀一が話した内容が広まったものです。


狭山事件との関連性
狭山事件が起こったのは5月、主人公「サツキ」は「五月」、妹「メイ」は「MAY」(英語の5月)ではないのか。
サツキとメイの名前が「5月」をモチーフにしているのは確かでしょうが、狭山事件との関連性は明確ではありません。そもそも、となりのトトロは当初60分の作品で登場人物はサツキのみ、それを途中で80分に伸ばしたところで、メイが登場した、という裏話があります。

自分の備忘録的にまとめましたが、結構面白い記事になりました。

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posted by 桜 真太郎 at 20:49 | Comment(1) | 都市伝説