2014年10月20日

南極のヒト型UMA ニンゲン

nankyoku_ningen01.jpg
※南極のヒト型UMAニンゲンのイメージ画像

南極のヒト型UMAニンゲン。調査捕鯨船の船員により目撃されたという、体長数十メートル、全身が白く南極海にいるというヒト型のUMAです。様々なタイプがあるとされています。人間同様両手両足がそろっているもの、五本指の両手があり足がヒレになっているもの、人間の上半身が連結したような形になっているものなどが挙げられています。

このUMAが初めて世間に知られたのは2002年5月11日、2ちゃんねるのオカルト板にある、「巨大魚・怪魚」スレに「バイト君」を名乗る人物が情報を書き込んだことによります。

巨大魚・怪魚
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1020495008/
68 名前:バイト君[ ] 投稿日:02/05/11(土) 13:21
日本政府が行っている南極周辺海域での「調査捕鯨」では、
鯨の捕獲調査だけでなく、捕獲しない種類の鯨も調査し、記録しているそうです。
そこで、公に出来ない「ある物体」が数年前から目撃されているそうなのです。
ソースは関係者から直接。
その物体とは、調査捕鯨関係者の間で「人型物体」と名付けられているもので、
タイプがいくつかあるそうで、人間の形(五体あり)とか、人間の上半身が二つ
連結された形とか、数タイプあり、鯨と同じように水中から現れるらしい。
全身真っ白で、全長数十メートル。数年前以前の捕鯨を行っていた時代には誰も
見たことがなかったらしい。
情報を公にすると、現在の調査捕鯨の科学的信憑性がひっくり返るとかで、
「非常に困惑している」とのこと。
記録だけ付けているそうですが、積極的に探索したりはしていないらしい。
(調査スケジュールが外国との間の国際委員会に提出されているので、動かせないということ)
「ヨタ話として他人に喋ってもいいよ。ただ、俺から聞いたとは言わないように。どうせ、他の連中も喋ってるはずだけど」
だそうです。

73 名前:バイト君[ ] 投稿日:02/05/11(土) 13:32
>>69
「生き物とは思えない。最初はどこかの国の潜水艦かと思ったけど」
だそうです。
船の近くには出てこない、接近すると潜ってしまうそうなのですが、
画像を拡大すると、表面はつるつるしているようで、しかし、割と不定形で
人工物ではないようだとのこと。
不思議というか、作り話にしても妙にディティールが凝った話なので
必死に訊いたのですが、
「あれはたぶん、神様とかそんなモンだよ」と言っていました。
話の真偽はともかくとして、その話を聞いたのは事実。
ネタではありません。
他に、この話聞いたことのある方がいたらお願いします。
(スレ立てた方がいいのかな)

82 名前:バイト君[ ] 投稿日:02/05/11(土) 13:53
>>77
季節は夏(日本が冬の間)でしょう。
夜に現れることが多いそうです。(聞いたのを思い出しました)
ただ、夜間は鯨の調査をやっていないらしく、それが出てくると
夜間の当直者が他のメンバーを起こして回るらしい。
写真に撮っても海に浮かんだ氷(氷山?)のようにしか見えない(近くで撮れない)
のと、調査関係の写真は一切流出禁止ということらしいです。(グリーンピースとかの対策で)

調査船団に同行しているカメラマンがかなり粘って撮影しようとしたそうですが、
あまり良い写真は撮られてないはず、と言っていました。
(暗視カメラとか、赤外線フィルムとか、そういう手段でしょうか。)

もう、本当に出かけるのでまた。
(つい、一昨日聞いた話なんですが、どの板に書き込むべきか考えていました。)。

これらいくつかの書き込みを残して、バイト君は消えましたが、今までに全く知られていなかったUMAの情報で掲示板は盛り上がり、専用のスレまで立てられました。

〜南極周辺海域【人型物体】真っ白で全長数十メートル〜
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1021118373/
この後、スレは8くらいまで続きます。

その後、ネット上で徐々に知られていくようになり、オカルトライターの飛鳥昭雄氏が雑誌ムーで記事にしたり、自身の著書に記載したことから一般にも広く知られるようになりました。

21世紀の都市伝説にふさわしい、2ちゃんねる発のUMAです。

もともと、海のヒト型UMA妖怪には海坊主、海座頭などがあり、クジラの脂肪が海岸に流れ着いたブロブなど、話が膨らむ背景はありました。立派に成長した南極のニンゲンはWikipediaも複数言語で作られています。

南極のニンゲン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%A5%B5%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%B3

私がこの話を聞いて、最初に思ったのは、人類進化の過程でヒトが無毛で二足歩行になったのは、水中生活をしていた時期があるからではないかという説、「アクア説(水生類人猿説)」でした。

水生類人猿説 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%94%9F%E9%A1%9E%E4%BA%BA%E7%8C%BF%E8%AA%AC

アクア説はヒトが二足歩行をして無毛になった理由、厚い皮下脂肪を持った理由などをうまく説明できていますが、反論も多く有力な説とはなっていません。

しかし、もし、人類が一時期水中生活を行っていて、再び陸上に戻ったグループと、そのまま水中に残ったグループがあったとしたらどうでしょう。牛の仲間であるクジラが巨大化したのと同じように、人間もまた水中で巨大化したと考えることもできます。これは当時の2chのスレにも書き込みました。科学的にはトンデモ説かも知れませんが、オカルト的には興味深い説です。

最近の南極のニンゲンのまとめ等を見ても、2chから発祥したUMAということが書かれているものが少なかったので、現場に立ち会っていたものとして、改めて記録の意味を込めて記事にしました。

最後に南極のヒト型UMAニンゲンの画像をいくつかピックアップしてみました。nankyoku_ningen02.jpg
※初期の頃に作られた南極のヒト型UMAニンゲンのイメージ その1

nankyoku_ningen03.jpg
※初期の頃に作られた南極のヒト型UMAニンゲンのイメージ その2

nankyoku_ningen04.jpg
※初期の頃に作られた南極のヒト型UMAニンゲンのイメージ その3

nankyoku_ningen05.jpg
※Google Earthに写ったヒト型UMAニンゲンのイメージ。27°36'14.48"s,15°29'19.77"e の座標にあったそうですが今は見えません。

SokoTouriMasuyo.jpg
※2chで昔人気のあったAA「ちょっとここ通りますよ」を南極のニンゲン風にした画像。


   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
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 U  .U


【関連リンク】
南極のニンゲン - Wikipedia wikiもできています。中国とイタリアは何も知らずかわいそうに、上記「ちょっと通りますよAA」型の画像を表示しています。
nankyoku_ningen06.jpg
※中国語、イタリア語のWikiに表示されているニンゲンの画像。ご愁傷様です。

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posted by 桜 真太郎 at 22:26 | Comment(0) | UMA

2014年09月25日

スタジオジブリの都市伝説1 となりのトトロの怖い話


※画像クリックでAmazonに飛びます。左:DVD、右:ブルーレイ。

昭和30年代、美しい里山に囲まれた田舎の村に引っ越してきた小学6年生のサツキと4歳の妹メイ。おんぼろな家の隣には大きなクスノキの森があった。2人はここで不思議ないきものトトロに出会い、胸躍る不思議な体験をすることになる…。
totoro_image01.jpg

スタジオジブリの名作となりのトトロです。日本テレビの金曜ロードショーで2014年までに12回放送され、10回が20%越えの視聴率を記録するという国民的アニメ映画です。

このアニメに2007年頃からある都市伝説がささやかれ始まました。それは、「サツキとメイはすでに死んでいた。」というものです。

となりのトトロのストーリーは、サツキとメイ、お父さんが田舎に引っ越して、後半メイが行方不明になって探すお話です。これにまつわる都市伝説は次のようなものがあります。

池でサンダルが見つかった以降はメイは死んでいる

池で見つかったサンダルはメイのものと同じ色
totoro_ike_no_sandaru.jpg
※池で見つかったサンダル

メイが行方不明になった以降、影が消えている、薄くなっている

さつきがメイを探しているシーンのお地蔵さんにメイの文字が見える
お地蔵さんとメイが並んでいるシーンを何故入れたのか? これも死を暗示させるモチーフではないのか?

サツキとメイ二人は母の病院に行った際、何故会わなかったのか?
既に死んでいたので会えなかったのではないか?母の有名なせりふ「今、サツキとメイが笑った気がする。」もこれを裏付ける。

トトロの名前の由来。所沢のお化けだからトトロ、あるいはノルウェーのモンスター、トロールから来ているのではないか。トロールは死神、あの世に人間を連れて行くともされている。だからトトロを見ることが出来るのは死んだ人、あるいは死期が近い人だけなのではないか。

メイとサツキに見えるトトロが何故、隣に住むカンタに見えないのか?
主題歌「さんぽ」の中で「子供の時にあなたに訪れる」と言いながら、隣に住んでいる寛太にはトトロは見えない。メイは最初からトトロが見えている、しかし、メイが行方不明になった後、トトロの木に向かって「妹のところに連れて行って。」と言った時からトトロが見えるようになる。これはトロル(トトロ)にあの世に連れて行かれたから、サツキにもトトロが見えるようになったのではないか?

トトロの舞台、埼玉県のあるところ。母の入院していた「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」が実在した。
「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」は重病の患者が入院する病院で生存率が低かったため、母も亡くなっていたのではないか、という都市伝説もある。

猫バスはあの世に繋がっている乗り物
さつきはトトロに、メイのところへ連れて行って欲しいと頼んだことにより、あの世に連れて行かれた。
totoro_hakamichi.jpg

エンディングクレジットの、家族が元気で過ごしている場面は、父と母が若い姿に描かれている。これはサツキとメイが元気だった過去の姿を現しているのではないか?

「この物語はサツキとメイの魂の解放なんですよ。」
トトロの制作発表の際に宮崎駿監督が言ったとされる言葉である。

狭山事件との関連性
1963年5月にある事件が起こる。姉妹の妹、当時高校生が誘拐され、姉が探す。必死になって探し回るが、数日後、小道で妹の惨殺された遺体が発見された、という事件。この事件を「狭山事件」という。

狭山事件が起こったのは5月、主人公「サツキ」は「五月」、妹「メイ」は「MAY」(英語の5月)ではないのか。



少し昔の美しい日本の自然を舞台に、不思議な生き物トトロや地元の住む人々との交流を描いた「となりのトトロ」にも不思議な都市伝説がありました。

全部ではないですが、謎解きをしてみました。

池でサンダルが見つかった以降はメイは死んでいる
池で見つかったサンダルはメイのものと同じ色
色は同じで、良く似ていますが違うものです。
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※池で見つかったサンダル

totoro_may_sandaru.jpg
※メイのサンダル

メイが行方不明になった以降、影が消えている、薄くなっている
となりのトトロを見ていて感じるのは映像で時間の進み方を表現している点です。午後、日が落ちていくにつれて、夕闇が濃くなり影が薄くなるのはこのためです。これは美術ボードを担当した男鹿和雄氏が 『ジブリ・ロマンアルバム となりのトトロ』で言及しています。

さつきがメイを探しているシーン地蔵にメイの文字が見える
ポーズで確認しても文字はありません。「コマ送りで確認」としている解説もありますが、背景の美術ボードは1枚なのでポーズ(一時停止)で確認できます。
totoro_6jizou.jpg

サツキとメイ二人は母の病院に行った際、何故会わなかったのか?
これは父と母の楽しそうな様子を見て母の退院も近いと思い、会うのを思いとどまったのです。家から病院までの冒険を通じて二人が少しだけ成長した証です。

トトロの名前の由来。ノルウェーのモンスター、トロールから来ているのではないか。
北欧神話、スウェーデンの伝承には確かに「トロル」「トロール」(英語・スウェーデン語:"Troll")という妖精、人型モンスターが存在します。作中でサツキが「絵本に出てくるトロールね。」という通りです。有名な「ムーミン」も「ムーミントロル」というトロールの亜種です。

各種のゲームにも登場するのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

英文wikiで説明を見ると、孤立した山、岩、洞窟に家族で住む巨人です。身体は大きく、外見は醜く頭の回転は遅い人型モンスターとされています。スカンジナビアの民間伝承にはトロールが陽を浴びたことにより岩となった地形とされるものもあります。この、トロールが光に弱いという設定は後述する映画でも使われています。

2010年にはノルウェーで「トロールハンター」という映画が製作されており、この映画が良くイメージを表しています。

最近のネット用語でいえば「パワー系池沼」キャラであり、死神ではありません。
troll-hunter.jpg
※映画「トロール・ハンター」のイメージ画像。

猫バスはあの世に繋がっている乗り物
猫バスの行先は、「塚森 → 長沢 → 三つ塚 → 墓道 → 大社 → 牛沼 → めい」と変わります。これはメイの通った道を表していると考えられ、墓道はサンダルが見つかった沼の手前です。猫バスに乗るサツキはサンダルを脱ぎ捨てており、猫バスはサンダル(交通手段)を暗示させるものとなっています。

さつきがメイを探しているシーンのお地蔵さんにメイの文字が見える
メイが見つかった六地蔵は人間を助ける伝説のある仏様です。死を暗示させる神仏ではありません。

トトロの舞台、埼玉県のあるところ。母の入院していた「七国山病院」のモデルとなった「八国山病院」が実在した。
母が入院していた病院は、八国山緑地内にある下の新山手病院と東京白十字病院がモデルになっていると言われています。これらの病院は結核の療養施設です。結核は昭和20年代には国民病と呼ばれるほどの猛威を振るいましたが、1944年にストレプトマイシンが発見されてからは急速に死亡率が下がり、この物語の頃の死亡率は低いものとなっています。

エンディングクレジットの、家族が元気で過ごしている場面は、父と母が若い姿に描かれている。これはサツキとメイが元気だったころの姿を現しているのではないか?
そもそも、トトロのアップリケが服にあることが、過去の回想で無いことを表しています。また、過去の回想であればサツキとメイは赤ちゃんのはずです。

「この物語はサツキとメイの魂の解放なんですよ。」
この事実はなく、テレビ番組の『溜池Now 第1回都市伝説サミット「アニメ編」』で島田秀一が話した内容が広まったものです。


狭山事件との関連性
狭山事件が起こったのは5月、主人公「サツキ」は「五月」、妹「メイ」は「MAY」(英語の5月)ではないのか。
サツキとメイの名前が「5月」をモチーフにしているのは確かでしょうが、狭山事件との関連性は明確ではありません。そもそも、となりのトトロは当初60分の作品で登場人物はサツキのみ、それを途中で80分に伸ばしたところで、メイが登場した、という裏話があります。

自分の備忘録的にまとめましたが、結構面白い記事になりました。

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posted by 桜 真太郎 at 20:49 | Comment(1) | 都市伝説